実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

ロケ地

『川の流れに草は青々』の内灣戲院

『川の流れに草は青々』[C1982-30]で、鍾鎭濤が下宿していた映画館のロケ地は内灣戲院で、実名で登場している。毎日上映があるようではなさそうだったが、映画の中では現役の映画館だと思われる。 写真は、鍾鎭濤がお姉さんやほかの先生たちに下宿まで案内し…

『九月に降る風』の東林路194巷の広場

『九月に降る風』[C2008-06]で、少年たちが学校の行き帰りに集まっているガジュマルの木のある広場は、新竹縣竹東鎮の東林路194巷。チャイムが鳴ってから出かけても間に合うくらい國立竹東高級中學のすぐそばという想定だが、実際はかなり離れている。この広…

『九月に降る風』の國立竹東高級中學

『九月に降る風』[C2008-06]で少年たちが通う学校は、映画の中(1996〜1997年)では台灣省立竹東高級中學。2000年に国立になったので、ロケ地は國立竹東高級中學(公式)。竹東高中は主要な舞台のひとつなので、登場シーンは多い。頻度が高いのは屋上や教室だが…

『九月に降る風』の國立新竹高級中學游泳池

『九月に降る風』[C2008-06]の國立竹東高級中學のプールのロケ地は、竹東高中ではなく國立新竹高級中學(公式)の游泳池である(竹東高中にはプールがないようだ)。プールが出てくるシーンは2回。1回めは、7人の少年たちが夜のプールに忍び込むシーン。2回めは…

『九月に降る風』の日新體育用品社

『九月に降る風』[C2008-06]の阿彥の家は日新體育というスポーツ用品店で、実在の日新體育用品社(公式)というスポーツ用品店で撮影されている。 阿彥の家は少年たちのたまり場なので、内部が出てくるシーンは数多いが、外観が出てくるのは1回だけだと思う。…

『九月に降る風』の新竹市立中正棒球場

『九月に降る風』[C2008-06]で、少年たちが時報鷹の試合を観に行くのは新竹市立中正棒球場(公式)。棒球場が出てくるシーンは3回。乱闘騒ぎが起きる冒頭のシーン、メドレー風に描かれる日常生活の一エピソード、そして3回めは、八百長で試合がつまらないので…

『九月に降る風』の看海公園

『九月に降る風』[C2008-06]で、少年たちがバイクに乗る練習をしていると思しき場所は、十七公里海岸風景區の看海公園。少年たちの楽しく平穏な日常生活がメドレー風に描かれるシーンの最後のエピソードで、夕陽のなかにくっきり浮かんだ波形の屋根が印象的…

『練習曲』の海天一線公園

『練習曲』[C2007-32]の5日め、林口を出た東明相がたどり着くのは、新竹市環境保護局焚化廠與行政大樓の南の海天一線公園。 上左写真は、東明相が自転車を停めるところ。上右写真と下左写真は、バスの運転手の呉念眞が、解雇抗議ツアーのおばさんたちに海の…

『九月に降る風』の竹塹城迎曦門

『九月に降る風』[C2008-06]で、阿翰が買ってきたアイスクリームを落とすところは、竹塹城の東門(迎曦門)。ブラスバンドが演奏していた曲をBGMに、少年たちの楽しく平穏な日常生活がメドレー風に描かれるシーンの中の一エピソードである。 門の向こうに見え…

『九月に降る風』の新竹都城隍廟

『九月に降る風』[C2008-06]の序盤、阿彥と小湯が学校帰りにごはんを食べに行くのは新竹都城隍廟(公式)。 ふたりが入る屋台は連家阿婆小吃。左写真は、映画に出てくるのとはアングルがぜんぜん違うが、右上に看板が見えていて、手前で丸テーブルを囲んでいる…

『九月に降る風』の新竹火車站

『九月に降る風』[C2008-06]の終盤、卒業式の日に小湯が屏東行きの列車に乗るのは台灣鐵路新竹車站(公式)。 左写真は、ちょっとアングルが異なるが、小湯が屏東行きの切符を買うところ。彼が買うのはいちばん左側の窓口。右写真は、小湯がプラットホームで列…

『言えない秘密』の淡水河畔

『言えない秘密』[C2007-34]には、淡水河畔も何箇所か登場する。 左写真は滬尾漁港の堤防。周杰倫(ジェイ・チョウ)と桂綸鎂(グイ・ルンメイ)が学校帰りに冰蒞淋を食べたりするシーンの中のショット。右写真は、卒業式の夜、周杰倫が学校に駆けつけるシーン。…

『言えない秘密』の真理大學運動場

『言えない秘密』[C2007-34]の淡江藝術學院のもうひとつのロケ地は真理大學(公式)。淡江藝術學院の運動場のロケ地は、真理大學の運動場である。 写真は、周杰倫がお弁当を食べながら桂綸鎂と話していて、不良学生に声をかけられ、黄秋生に怒られるシーン。左…

『ダブル・ビジョン』の真理大學大禮拝堂

『ダブル・ビジョン』[C2002-22]で、ロレンゾ牧師が殺される淡水の信理堂のロケ地は、真理大學大禮拝堂。想定は、一般の教会だと思われる。 写真は、ロレンゾ牧師が死ぬシーンの最初のショット。

『言えない秘密』の私立淡江高級中學

『言えない秘密』[C2007-34]で周杰倫が通う淡江藝術學院のロケ地のひとつは、私立淡江高級中學(公式)である。名前は変えてあるが、基本的には淡江高中(淡江中學と略されることもある)がモデルのようだ。日本では、淡江高中はちょっと前まで「李登輝の母校」…

『言えない秘密』の私立淡江高級中學教員宿舎

『言えない秘密』[C2007-34]で、黄秋生、周杰倫父子が住んでいた家の外観のロケ地は、私立淡江高級中學(公式)内にあった。ここは、教員宿舎または元は教員宿舎だったところだと思われる。黄秋生は、淡江高中をモデルにした淡江藝術學院の教員だが、想定では…

『Orzボーイズ!』の八仙水上樂園

『Orzボーイズ!』[C2008-10]で、騙子一號(李冠毅)が「100回乗ると異次元へ行ける」と主張するウォータースライダーがあるのは、八仙海岸(公式)にある八仙水上樂園。ロケ地からいえば、一號は淡水に住んでいて、水上樂園は対岸の八里にあるので、入場料の高…

『Orzボーイズ!』の水上家屋

『Orzボーイズ!』[C2008-10]の騙子一號(李冠毅)の家は、原英商嘉士洋行倉庫(殼牌倉庫)の手前にある水上家屋。人が住んでいるのかどうかはよくわからない。撮影時には、装飾などが追加されていたと思われる。また、想定としては、淡水ではないと思う。騙子一…

『Orzボーイズ!』の台北縣中和市秀山國民小學

『Orzボーイズ!』[C2008-10]で騙子一號(李冠毅/リー・グァンイー)、騙子二號(潘親御/パン・チンユー)が通う小学校のロケ地は、台北縣中和市秀山國民小學。想定はどこだかわからないが、おそらく台北市内だろう。学校が出てくるシーンは9回。一號と二號が…

『女の中にいる他人』の御岳トンネルと払沢トンネル

奥多摩の御岳トンネルと払沢トンネルは、成瀬巳喜男監督の『女の中にいる他人』[C1966-03]のロケ地。小林桂樹が妻の新珠三千代に自分の犯した犯罪を打ち明ける、重要なシーンが撮影されたところである(このロケ地情報は、日本映画の名匠 成瀬巳喜男ファンペ…

『珈琲時光』の吉井駅

上信電鉄(公式)の吉井駅は、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『珈琲時光』[C2003-18]で、一青窈の実家の最寄り駅という想定である。 出てくるのは、一青窈がお墓参りで帰省するシーンで、父親の小林稔侍が駅まで迎えに行くところ。左写真は、小林稔侍が電車…

『Rain Dogs』のHentian Puduraya

何宇恆(ホー・ユーハン)の『Rain Dogs(太陽雨)』[C2006-17]で、Kuala Lumpurにいる兄を訪ねた主人公の少年は、バス・ターミナルから長距離バスで家に帰る。このバス・ターミナルは、半島部主要都市への路線が発着するKL最大のHentian Puduraya(Puduraya Bus …

『黒い眼のオペラ』の廃墟ビル

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)の『黒い眼のオペラ(鄢眼圏)』[C2006-27]の主な舞台である廃墟のビルは、旧プドゥ刑務所のそばにあったらしい。附近に建築中のまま放置されているビルは見当たらなかったが、現在建築中の写真のビルがそうではないかと思う。あそ…

『グッバイ・ボーイズ』のSt. Michael Institution

St. Michael Institution Ipoh(公式)は、バーナード・チョーリー(Bernard Chauly)の『グッバイ・ボーイズ(Goodbye Boys)』[C2006-06]で、8人の少年たちが通う学校である。 映画では、たしか最初と最後にちょっとずつ出てきたと思う。ソフトがないので出てく…

『細い目』のRoyal Ipoh Club

Royal Ipoh Club(Kelab Diraja Ipoh)(公式)は、ヤスミン・アハマド(Yasmin Ahmad)の『細い目(Sepet)』[C2004-32]で、ジェイソンが飾ってある花を見に行くところ。 映画に出てくるのは内部のみ。左写真右手の丸くなった窓のところではないかと思う。ロイヤル…

『歩道橋』の站前地下街出口10

『歩道橋(天橋不見了)』[C2002-Vs]で、陳湘蒞(チェン・シャンチー)と李康生(リー・カンション)がすれ違うのは、おそらく站前地下街出口10の階段だと思う(右写真)。 ここは、その少し前に、陳湘蒞が警官に身分証を返してもらおうとするところである(左写真)。…

『夢遊ハワイ』の白桑安

『夢遊ハワイ』[C2004-10]の主な舞台である海岸は、2006年に花蓮から台東へ向かうバスの中から見て、台東縣長濱郷の白桑安あたりだろうと推測していた。玉長公路から花東海岸公路に出たあたりが白桑安で、ちょうど駐車場があったので、車を停めて海岸へ下り…

玉里高中

『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]で、張睿家、張孝全、楊淇が通う高校は花蓮高中、すなわち國立花蓮高級中學(公式)。しかし、ロケ地は玉里高中、すなわち國立玉里高級中學(公式)である。 上左写真は正門で、張孝全がバスで試合に向かうとき、窓の外に映って…

杏林醫院

『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]の冒頭に出てくる病院は、富源火車站(花蓮縣瑞穗郷)のそばの杏林醫院。この病院のシーンは、時間順ではラストシーンのあとに来るもので、短いながらこれから始まる映画に期待を抱かせる印象的なシーンである。 左写真が病院…

磯崎國小

『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]の最初のほうに出てくる小学校は、校庭の端が土手になっていて、そのすぐ先は海というすばらしいロケーション。こんな学校本当にあるのかと思っていたら本当にあった。その名は磯崎國小。正式には花蓮縣豐濱鄉新社國民小學…