実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『九月に降る風』の東林路194巷の広場

『九月に降る風』[C2008-06]で、少年たちが学校の行き帰りに集まっているガジュマルの木のある広場は、新竹縣竹東鎮の東林路194巷。チャイムが鳴ってから出かけても間に合うくらい國立竹東高級中學のすぐそばという想定だが、実際はかなり離れている。

この広場が出てくるシーンは5回。1回めは、プロ野球の試合で抗議行動をしたために呼び出された日の放課後、集まって愚痴るシーン。2回めは、博助(沈威年/シェン・ウェイニエン)が新しいバイクで通学してくるシーン。3回めは、プロ野球の試合を観に行く、小湯以外の少年たちがバイクに分乗して帰っていくシーン。4回めは、阿彥が入院して以来疎遠になっていた少年たちが小湯の呼びかけで集まるが、言い合いになって気まずく別れるシーン。5回めは、上述(id:xiaogang:20090502#p3参照)の卒業式のシーンで、校庭、屋上、プールと共に挿入されている無人のショット。


毎回ちょっとずつ違うアングルで登場するが、いちばん印象深いのは最後のショット。左写真はほぼそのアングルで撮ったものだが、駐車されている車のせいで、無人の広場のがらんとした雰囲気は全然出ていない。右写真は、少年たちがテーブルと椅子代わりにしていた石で、4回めのシーンで6人がこれを取り囲んでいるところを真上から撮ったショット。真上からは撮れないのでアングルはちょっと違うが、なるべく多くの石が写るように撮ったつもり。