実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

観た映画

ファルハ/Farha(Darin J. Sallam/2021/Arabic)

今日もユーロライブでのイスラーム映画祭9。パレスチナが舞台のヨルダン映画『ファルハ』を観た。息をつめる92分。パレスチナ人少女の不安、恐怖、怒り、悲しみなどが抑制されたタッチで生々しく描かれている。早々に売り切れて満席、もっとどこかで上映され…

ハーミド カシミールの少年/Hamid(Aijaz Khan/2018/Hindi)[2]

ユーロライブでのイスラーム映画祭9で、ヒンディー映画『ハーミド〜カシミールの少年』を再見。5年ぶり二度め。プログラムのコラムにあったように、内面化されたインド側の視点とか、誇張や誤りが多いというのも事実だろう。(つづく) pic.twitter.com/NvC8Ss…

ザ・フェイス/Yevadu(Vamsi Paidipally/2014/Telugu)[2]

キネカ大森で、テルグ映画『ザ・フェイス』を再見。10年ぶり二度め。マイベストちゃらん様。とにかくめちゃくちゃおもしろい。少し前の商業テルグ映画の王道的なフォーマットなのでちょっとしんどい感もあって、もう少しコンパクトにするとおもしろさもより…

Here(Bas Devos/2023/Dutch, French, Romanian, Mandarin)[2]

ル・シネマ渋谷宮下で、ベルギー映画『Here』をお代わり。15日ぶり二度め。スタンダードサイズを堪能。雨がいい感じ。シュテファンの、「あ、いま寝てた」みたいなのもいい感じ(親近感)。 pic.twitter.com/Y5HW6TzALj — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024…

砂漠を渡る太陽(佐伯清/1960/Japanese)

ラピュタ阿佐ヶ谷の「東映現代劇の潮流2024」で、『砂漠を渡る太陽』を観た。鶴田浩二主演の満洲モノってことで観にきたけど、なかなかの力作だった。東映というイメージじゃない人多めな豪華な顔ぶれに、馬賊に特務に延安のスパイにソ連のスパイにと登場人…

Jigarthanda Double X(Karthik Subbaraj/2023/Tamil)

シネ・リーブル池袋の「週末インド映画セレクション」で、タミル映画(英語字幕)『ジカルタンダ・ダブルX』をやっと観た。いやー、おもしろかった。カットアウトの使い方とかいいよね。次は日本語字幕で(くっそー)。 pic.twitter.com/FtqrnOiBr4 — OKA Mamiko…

枯れ葉/Kuolleet lehdet(Aki Kaurismäki/2023/Finnish)[2]

ユーロスペースで『枯れ葉』を再見。2ヵ月ぶり二度め。やはり赤。大仰で哀愁を帯びるフィンランド語の歌、カウリスマキにしてはマイルドな顔の主人公たち。この戦争がフィンランドに落とす影は大きかろう。もう一度観ときたいと思い、観終わった途端にまた観…

瞳をとじて/Cerrar los ojos(Víctor Erice/2023/Spanish)[2]

kino cińema 横浜みなとみらいで、『瞳をとじて』を再見。11日ぶり二度め。やはりエリセの空気感は変わっていない。観てからみるとより『ミツバチのささやき』を感じてしまうが、これは死ねなかったオメロさんが生きる物語だと思う。 pic.twitter.com/Slzuvv…

ミツバチのささやき/El espíritu de la colmena(Víctor Erice/1973/Spanish)[4]

定期の病院が無事に終わってからのエリセ。kino cinéma 横浜みなとみらいで、『ミツバチのささやき』を再見。12年ぶり四度め。まずは大事な年号をおさらい。スペイン内戦終結1939年、映画の舞台1940年、映画の製作1973年、フランコ体制終結1975年。 pic.twit…

エル・スール/El Sur(Víctor Erice/1983/Spanish)

続いてkino cinéma 横浜みなとみらいで『エル・スール』を再見。12年ぶり四度め。世界の至宝を続けて観られる至福。映画の舞台(最後)は1957年、製作は1983年。後年のヒロインが当時を振り返って語るという形態だけど、思いっきりおばさん声になってるところ…

Here(Bas Devos/2023/Dutch, French, Romanian, Mandarin)

ル・シネマ渋谷宮下で、ベルギー映画『Here』を観た。終わりかたがとても好き。 pic.twitter.com/JlnwflrmPO — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年2月12日

ゴースト・トロピック/Ghost Tropic(Bas Devos/2019/French)

ル・シネマ渋谷宮下で、ベルギー映画『ゴースト・トロピック』を観た。同じ監督の前作。ヒゲは嫌いなのかー。 pic.twitter.com/u5tH16yl4l — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年2月12日

瞳をとじて/Cerrar los ojos(Víctor Erice/2023/Spanish)

TOHOシネマズシャンテで、スペイン映画『瞳をとじて』を観た。エリセとアナと登場人物たちと映画中映画の人物たちの年月が、重層的に重なりあって胸がいっぱい。三段峡ホテルは広島県に現存するホテルのよう。 pic.twitter.com/ax34taN9Oe — OKA Mamiko_ಓಕಾಮ…

エグザイル/絆/放・逐(杜琪峰/2006/Cantonese)[2]

シネマート新宿の「ジョニー・トー 漢の絆セレクション」で、『エグザイル/絆』を再見。17年ぶり二度め。ビミョーに合わない気がする杜琪峯ですが、やっぱりこれがいちばん好き。 pic.twitter.com/UcpQHX2Vo6 — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月29日

ノスタルジア/Nostalghia(Andrei Tarkovsky/1983/Italian, Russian)[4]

ル・シネマ渋谷宮下で、21年ぶり四度めの『ノスタルジア』を4K修復版で。これはオレーグ・ヤンコフスキーの渋さを堪能する映画、ってことでいいですね? pic.twitter.com/6fOdGpd4tW — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月27日

白日青春 生きてこそ/白日青春(劉國瑞/2022/Cantonese, Urdu)

シネマカリテで、香港映画『白日青春 生きてこそ』を観た。名前を合わせると白日青春になるとか、結婚式とか移民とか親子関係とか、主人公ふたりあるいはふた家族が対照的に描かれているのがよかった。香港はかつて希望だったけれど、いまはそうではないとい…

ザ・ガーディアン 守護者/보호자(鄭雨盛/2022/Korean)

新宿バルト9で、韓国映画『ザ・ガーディアン 守護者』を観た。チョン・ウソン監督デビュー作。自分だけ出ずっぱりでかっこいい映画を作ったわね。 pic.twitter.com/eJesnl2FHL — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月26日

海街奇譚/海洋動物(張弛/2019/Mandarin)

シアター・イメージフォーラムで、中国映画『海街奇譚』を観た。オチが予想と違ったな。 pic.twitter.com/2iyMV708Oh — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月24日

ヴィクラムとヴェーダー/Vikram Vedha(Pushkar-Gayathri/2017/Tamil)[6]

K’s cinemaでタミル映画『ヴィクラムとヴェーダー』をまた観てしまった。1年ぶり六度め。ヒンディー版がちょっとアレだったので口直しに。やっぱりR・マーダヴァンとヴィジャイ・セードゥパティが、それぞれ魅力的すぎ、ケミストリー完璧すぎということで。 …

Merry Christmas(Sriram Raghavan/2024/Tamil)

見渡す限り日本人のSKIPシティで、タミル/ヒンディー映画のタミル語版(英語字幕)“Merry Christmas”を観た。今年ふたりめのヴィジャイ・セードゥパティ。ポディ作ってドーサ焼いてた(ほぼ唯一のタミルみ)。 pic.twitter.com/3ugpza9g5n — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕ…

緑の夜/綠夜(韓帥/2023/Korean, Mandarin)

ヒューマントラストシネマ有楽町で、中国映画『緑の夜』を観た。舞台はソウル。ほとんど綺麗なところを見せない范冰冰。 pic.twitter.com/6i8Z4nDBql — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月20日 香港映画らしい。 — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 20…

シシリーの黒い霧/Salvatore Giuliano(Francesco Rosi/1962/Italian)

国立映画アーカイブの「蘇ったフィルムたち チネマ・リトロバート映画祭」で、イタリア映画『シシリーの黒い霧』を観た。シチリアのドロドロもおもしろいけど、村の男たちがみんな捕まって、おばちゃんたちが一斉におしかけるところとか圧巻。ピショッタが(…

Captain Miller(Arun Matheswaran/2024/Tamil)

SKIPシティで、タミル映画(英語字幕)“Captain Miller”を観た。うひゃー、シヴァ兄さーん(大興奮)。ダヌシュももちろんよかった。音楽も。インド人客少なくて、静かだったのが残念。 pic.twitter.com/eu7diPv5ri — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月1…

ヴィクラムとヴェーダ/Vikram Vedha(Pushkar-Gayathri/2022/Hindi)

K’s cinemaでヒンディー映画『ヴィクラムとヴェーダ』を観た。タミル版と監督が同じだから観に来たけど、主役ふたりが(予想通り)ダメダメでしょ。特にリティクがひどい。それになんか説明的にわかりやすくなっちゃってませんでした? pic.twitter.com/fHGSBr…

俺だって極道さ/Naanum Rowdy Dhaan(Vignesh Shivan/2015/Tamil)

キネカ大森のインディアンムービーウィーク2023 PART2で、タミル映画『俺だって極道さ』を観た。ヴィジャイ・セードゥパティで映画初め。 pic.twitter.com/fqwhH2JBew — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2024年1月5日

K.G.F(Prashanth Neel/Kannada)(CHAPTER 1/2018[8], CHAPTER 2/2022[7])

チネチッタで『K.G.F』を観て2023年映画おさめ。CHAPTER 1、八度め。CHAPTER 2、七度め。いずれも4ヵ月ぶり。同時並行的に進む場面と呼応しまくる台詞との緻密な構成に、音楽が重なって盛り上がりまくるのに、何度観ても感心せずにいられない。今日も絶賛血…

父は憶えている/Esimde(Aktan Arym Kubat/2022/Kyrgyz)

Kino cinema 横浜みなとみらいで、キルギス映画『父は憶えている』を観た。アクタン・アリム・クバト監督、健在だった。人によって異なる信仰のありようや、それが物語に与える影響が細やかに丁寧に描かれている感じが興味深い。アザーンも歌声も微かに聴こ…

枯れ葉/Kuolleet lehdet(Aki Kaurismäki/2023/Finnish)

ユーロスペースで、カウリスマキの新作『枯れ葉』を観た。『君の名は』的すれ違いドラマ。赤と水色など、カラフルでちょっとくすんだ色づかい、観に行く映画が『デッド・ドント・ダイ』なところ、音楽もサイコーだった。“Salaar”がなければ『枯れ葉』を観れ…

PERFECT DAYS(Wim Wenders/2023/Japanese)

TOHOシネマズ日本橋で、ヴェンダースの『PERFECT DAYS』を観た。 pic.twitter.com/OI6Myqn3TH — OKA Mamiko_ಓಕಾಮಾಮಿಕೋ (@gang_m) 2023年12月23日 スタンダード、平山、繰り返される日常と変化。

In Our Day

ヒューマントラストシネマ渋谷のカンヌ監督週間 in Tokyoで、ホン・サンスの“In Our Day”を観た(英語字幕)。ふたつの話が同時進行というパターンははじめてかな。じゃあ晩ごはんはインスタントラーメンで、という映画でした(食べなかったけど)。 pic.twitter…