実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『Rain Dogs』のHentian Puduraya

何宇恆(ホー・ユーハン)の『Rain Dogs(太陽雨)』[C2006-17]で、Kuala Lumpurにいる兄を訪ねた主人公の少年は、バス・ターミナルから長距離バスで家に帰る。このバス・ターミナルは、半島部主要都市への路線が発着するKL最大のHentian Puduraya(Puduraya Bus Terminal)に違いないと推測して訪ねてみた。

映画に映っているのはPLATFORM 22の標識。この標識は新しいものに替わっていたが、まわりの様子から考えて、このバス・ターミナルと考えていいと思う。写真は多少アングルが異なるが、少年が見送りに来た兄とバス・ターミナルにいるシーン。PLATFORMへ下りる階段の上で切符をチェックするシステムのため、PLATFORMへ行くことはできなかった。


メーデーで祝日だからかかなり人が多く、空気がムッとしている。マレー系の人が多いように思われるのは、華人は車をもっている人が多いということだろうか。

Hentian Pudurayaから帰ったとすれば、当然到着したのもHentian Pudurayaだと考えるのが自然である。そこで、冒頭、KLに到着した少年が兄に電話をかけようとする公衆電話を探してみる。

それらしき場所は、Hentian Pudurayaの向かいの7-ELEVENの前にあった。残念ながら公衆電話は移動していたが、柱にははっきりとそれとわかる跡がある(左写真)。右写真は電話がつながらなかったあとのショットで、Hentian Pudurayaから7-ELEVENの方向を撮ったもの。