実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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日光旅行復路:日光→中禅寺湖→鎌倉

朝から大雨。朝ごはんは、オムレツ、ベーコン、ロイヤルブレッドのトースト、クロワッサンなど。場所は晩ごはんと同じでやはり差別待遇。今度来るときは、もっとゴージャスな部屋を、メインダイニングの窓際の席に座れるかどうか確認してから予約することにしよう。だけど日光自体もういいやという感じなので、次回があるかどうかわからない。朝食後は雨が小降りの時間を狙って散歩。湯沢屋(公式)の元祖日光酒饅頭を買いに行ったり、ホテルの庭を散策したりする(左写真)。


雨の中を中禅寺湖に向かって出発。こんな天気にいろは坂を上る物好きはいないらしく、車のいない道をがんがん上って行ったら前の車に追いついた。最初は前の車をぬいて行く意欲的なパンダだったが、次第に慎重なパンダになってついて行く。観光は最小限にしてできるだけ車を降りないようにしようと思っていたのに、駐車場代をケチって遠い無料駐車場に停めたため、華厳滝まで寒さに震えながらえんえんと歩く羽目に。自然の景観にほとんど感動しない私が、今まですごいと思った滝はイグアスだけ。華厳滝(右写真)もまあこんなものかという感じ。

再び駐車場まで歩き、車を300メートルだけ移動させて、また15分ほど歩いてイタリア大使館別荘記念公園へ。ガイドブックには花柄のソファの写真しか載っていなかったので、たいして期待していなかったが、本邸(左写真)はアントニン・レーモンド(Antonin Raymond)設計(1928年竣工)の杉皮張り。一面の窓からは中禅寺湖を独り占め。桟橋(右写真)にたたずめば、気分はすっかり司葉子(『乱れ雲』[C1967-04](asin:B0009WWF3E))。高い入場料を払う東照宮や華厳滝より、無料のここのほうがすばらしい(ただし100円程度の寄付が期待される)。

中禅寺金谷ホテルのコーヒーハウス・ユーコンで百年カレーを食べ、帰路につく。行きとは違い、戦場ヶ原や湯元温泉を通って関越の沼田ICへ出るルート。前の車がとろくて沼田まで2時間もかかったが、天気は途中からよくなった。関越はすいすい走れ、環八の渋滞を我慢して(考えてみれば、134号の渋滞よりはずっとマシだ)第三京浜から帰る。関越の途中あたりで再び降り始めた雨は、いつのまにか大降り。暖房を入れたり冷房を入れたり、窓を開けたり閉めたり、今日はたいへんな一日だった。

「けっこう」はナポリを見てから言うことにして、逗子のカンティーナ(公式)でナポリピッツァを食べて帰る。