実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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日光旅行往路:鎌倉→日光

今日はJ先生がお休みなので、有給休暇を取って日光へ行く。目的は日光金谷ホテル(公式)に泊まること。


天気予報は今日も明日も雷雨とか豪雨とかで、日光の最高気温は14℃とか16℃とか。長袖にジャケットを用意して8時半ごろ出かける。J先生が高速代をケチったので横浜まで渋滞にはまり、職場の横を通って(ドキドキ)高速に乗る。東京の首都高を初体験し、渋滞にもちょっとはまって東北道へ。蓮田SAで休憩すると、かなりむし暑くて長袖では死にそう。東北道はすいすい走れて、日光宇都宮道路へ入って日光で下りる。窓を開けると空気が変わっていて、予報どおり寒い。12時半ごろ日光金谷ホテル(左写真)着。昼ごはんは、渋い建物目当てで日光物産商会(公式)本店(右写真)にあるカフェレストラン匠でゆば弁当などを食べる。

食事のあとは世界遺産めぐり。実は日光は二度目。前回は、骨董屋へ行ったりまんじゅうや湯波を買ったりした記憶はあるものの、観光や食事の記憶はほとんどない。二社一寺の共通拝観券を買い、まず日光山輪王寺の逍遥園や三仏堂を見る。それから日光東照宮に入ると、二度目とはいえあまりのド派手さに唖然。象や猿を楽しんでから眠猫(左写真)を見に行く。本社にあるにもかかわらず、奥社とセットにして別料金にするセコさにまた唖然。奥社へ行く石段がしんどい中高年は眠猫しか見ないので神社ぼろ儲け。

日光は、実は台湾ドラマ“烈愛傷痕(恋のめまい 愛の傷)”のロケ地だ。言承旭(ジェリー・イェン)主演だけどあまり面白くなかったので、ロケ地めぐりをする気は全然ない。ただこのドラマで、若い子が東京行きのツアーで日光にも行くのがちょっと衝撃だった。そこでさりげなく見ていると、います、います、台湾人観光客。数では韓国人観光客に負けているが、中高年中心の韓国人に比べ、台湾人は若い子がいっぱい。東照宮のトイレがいやに臭い(アンモニア系)と思ったら、汚物入れがフタのないくずかごで、そこに台湾人観光客(推測)が使用済みトイレットペーパーを積み上げていたのだった。

東照宮のあとは二荒山神社、日光山輪王寺大猷院とひととおり回る。二社一寺すべて、ところかまわず御利益グッズを売っているのでうんざりした。曇って風が吹くと寒いが、日が当たると暑いという不安定な天気だったが、ホテルに戻る途中で雨が降り始めた。

金谷ホテルの部屋は、下から二番目のエコノミーB。私たちが貧乏だからではなく、いい部屋はすでに埋まっていたからだ。それでも奈良ホテルに比べればゆったりした部屋である。豪雨になったので、チェックイン後はホテル内で過ごす。まずはラウンジ・メイプルリーフで、有名なチーズケーキを食べる。ラウンジはホテルの顔のひとつだと思うが、ここは奥まっているうえに味気ないインテリアで、全くいただけない。前述のカフェレストラン匠でも金谷ホテルのケーキが食べられるので、そちらのほうが趣があっておすすめだ。お茶のあとはホテル内を探検。柱やランプの写真を撮ったり(右写真)、竜宮(スケートリンク)で写真展を見たりする。

晩ごはんは、メインダイニングではなく、その続きの新食堂へ案内された。安い部屋の人はこっちみたいで(食事のコースも違うのだろう)、差別待遇がなんだか不快。ふつうのコースか虹鱒料理のコースか選べたが、赤い魚はあまり好きではないのでふつうのコースにした。メインはシマアジのポワレとローストビーフ。いまひとつだったので、やはり看板の虹鱒のほうがよかったかも。