実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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台湾旅行第三日:台北

  • 大晦日の台北は、どんよりと曇って超寒い。冬に台湾に来るたびに寒波に襲われ、「冬には二度と来ない」と誓うのにまた来てしまう。初夏みたいな予報を出していたYahoo!天気予報、おぼえてろよ。
  • 大戸屋での朝食券はついていなかったので、朝ごはんを食べに雙連捷運站附近へ。まずは阿美意麺で意麺を食べて暖まる。次に永和士紀豆漿大王で豆漿を飲んでさらに暖まる。ごはんはもう食べたからここでは豆漿のみという計画を無視し、J先生が勝手に油條も頼む。北京の街角で食べるような素朴な味でおいしかった。
  • そのまま台北火車站まで南下。南陽街で『花蓮の夏』の補習班などを探すがわからなかったので、そのまま二二八和平公園へ突入してやはり『花蓮の夏』のロケ地を見つける(id:xiaogang:20071231#p2参照)。次は、統一元氣館(公式)なるものに変わった旧・大亞百貨前で『歩道橋』のロケ地探し(id:xiaogang:20071231#p3参照)。


  • 寒くて外にいられなくなったので、STARBUCKS COFFEEの重慶門市でひと休み(左写真)。古い建物をリストアした三階建てで、がらんとした空間がいい感じ。よほど治安がいいらしく、隣の席の男性は、スクリーンロックもしないノートパソコンを席に放置したまま、上の階のトイレの前で空くのをずーっと待っていた。男子トイレを占拠していた人はわたしたちが帰るまで出て来ず…。
  • ふたたび北上開始。原台灣総督府交通局鐵道部は、リストア工事が始まっている。その裏のあたりでも大規模な工事が行われていて、これまでは外から見えなかった原台北工場(1909年竣工)(右写真)が姿を現していた。30メートル移動させて保存されるらしい(LINK参照)。


  • 点在する中華バロック(左写真)の写真などを撮りながら延平北路を北上し、『花蓮の夏』のロケ地、延平派出所へ(id:xiaogang:20071231#p4参照)。それから朝ごはんを食べたあたりまで戻り、雙連街魯肉飯で昼ごはん(id:xiaogang:20071231#p5参照)。さらに北上して中山國小で『冬冬の夏休み』のロケ地チェック(id:xiaogang:20071231#p6参照)。今度は南下して台北之家を冷やかしたあと、Piece of Cakeでお茶(id:xiaogang:20071231#p7参照)。
  • 『藍色夏恋』[C2002-03]で桂綸鎂(グイ・ルンメイ)の家があった長安東路一段22號(LINK)は、台灣維新館というビル(右写真)になっていた。位置づけはよくわからないが、謝長廷の選挙本部があるようだし、民進党関連のビルだと思われる。どっちかってったら、やっぱり秋子さん、じゃなくて謝長廷の方だが、それにしても‘台灣維新’というスローガンはイヤだ。


  • 市民高架道路と新生高架道路が交差するあたりで『花蓮の夏』のロケ地探し(id:xiaogang:20071231#p8参照)。それから原台北酒廠(市定古蹟/現・華山創意文化園區)へ。以前ここを発見したときはけっこう荒れていたが、すっかり整備されている(左写真)。
  • 中正紀念公園が台灣民主公園に変わったというので見に行ってみる。たしかに、中正紀念堂が國立台灣民主紀念館(維基百科)に、大中至正門が自由廣場門(右写真)に変わっていた。内部の公開は明日かららしく、公園はイベントの準備が進められている。
  • 『時の流れの中で』のロケ地でもある阿才的店で晩ごはん(id:xiaogang:20071231#p9参照)。帰りに乗った捷運が今日初めての乗り物。これだけ歩いても歩数は37008歩で、4万歩への道は険しい。
  • 混雑するイベント会場へ行く気はなかったが、台北101大樓が見えるところまで行って花火を見ようかと思っていた。しかし、見物ポイントを探していないのとあまりの寒さとであっさり断念。テレビの中継も見ずに花火の音だけ聞きながら寝る。