『花蓮の夏(盛夏光年)』[C2006-17]のラストシーンの海岸は、新城海灘の景美のあたり。まさしくこことは言わないまでも、ほぼこのあたりだと思う。手元に詳細な地図のない地域なので、行った場所が正確にどこなのかはわからない。
左写真は、冒頭のタイトルバックの、停まっている車が映っているショット。似たようなアングルはラストシーンでも出てくる。右写真は、ほとんど最後に出てくる無人のショット。少し前の、張孝全と楊淇が並んで座っているショットも同じアングルだが、人物をとらえたショットが続くなかに挿入された無人のショットはとりわけ印象的だった。夏に来たら気持ちよさそうだけど、どんより曇った陰気な天気に、海風に吹かれての寒い訪問となった。季節も時間も全く違うけれど、雲の垂れこめ加減など、映画のなかの風景とけっこう似ている。波は映画のようにはなかったけれど。