実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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欧風料理ふりぽんぬのディナー

晩ごはんはならまちのふりぽんぬ。前菜、スープ、魚料理、肉料理、デザートの5250円のコース。肉料理だけが選択可能で、J先生は羊のロースト、私は鴨のローストを選ぶ。予約をしたときも席についたときも、嫌いな食べ物はないかと聞かれた。挙げるときりがないので、出てきたものには挑戦しようと思って「ありません」と答える。結局、苦手なものは、スープに載っていたホタテとウニぐらいだった(これも食べた)。


ここの料理は、ある意味ではふつうのフレンチなのだが、シェフの実家が南大東島だということで、沖縄の素材がいたるところに使われている。もう少しシンプルでワイルドでダイナミックだったらもっといいのだけれど、沖縄の野菜や海草は個性的でかつおいしい。特に、魚料理のイトヨリ(写真)についていた、揚げた海草やヘチマがよかった。

デザートは、10種類くらいあるメニューから「好きなだけお選びください」と言われ、クレームブリュレヨモギのシフォン、ウコンのソルベなど4種類を選ぶ(写真)。たくさん選ぶとひとつの量が少なくなるのだろうと推測したが、そういうわけでもないようで、けっこう豪華だった。

小さな店だが、ちょっとシャイな感じのシェフの接客も感じがよかった。ガイドブックにもよく載っているのに、観光客だと言うと珍しそうな顔をされた。コースではなく、アラカルト中心だったらもっといいのだけれど。