実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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香港旅行第三日:旺角→尖沙咀→中環

奇趣餅家で紅豆燒餅(1個HK$3)を買ってから、MTRで尖沙咀へ。柯士甸路の金巴利大廈(Kimberley Manshon)へ(↓左写真)。『神火101 殺しの用心棒』[C1966-49]で吉村実子が住んでいるところ。この建物も、 アラカンが訪ねてくるシーンで映るまわりの建物(↓右写真)も健在だ。吉村実子の部屋は6Aとのことだが、香港式に数えるのか日本式に数えるのか不明。すぐ前に公廁があって「ラッキー」と思ったら、またも男子トイレのみだった。しかもJ先生によれば、小用しかなかったらしい。


漆咸道南を下る。『ならず者』で健さんが泊まっていたのは帝后酒店(Empress Hotel)。このホテルはすでになく、跡地には帝后廣場というビルが建っている(↓左写真)。石井輝男はなぜか、やがてなくなるホテルばかり選んで使っている。しかし、隣のビル、海景大廈はまだ残っていた(↓右写真)。パトカーのサイレンの音を聞いて、健さんが部屋の窓から顔を出したときに映るビルである。

すっかり遅くなったが、雞記潮州麺食で昼ごはん。看板(↓左写真)に「地元で評判の潮州食堂」という日本語を見つけて脱力したが、これからほかを探す時間もないので入り、炸紫菜墨魚丸黒鼓油王撈麺(↓右写真)を食べる。麺はいまひとつだが、炸紫菜墨魚丸がすごくおいしかった。香港といえば檸檬がこれでもかと入った檸檬茶だが、ふだんレモンティーを飲まないせいかすっかり忘れていて、ここで急に思い出し、最後のチャンスなので注文したが、ガラスのカップではなくて残念でした。

今回の香港旅行は実質これで終了。今度こそ下層に乗って、天星小輪で中環へ渡る。