1週間ほど前に香港から届いていた“破事兒(些細なこと)”のDVDを、“大頭阿慧”だけ再見。以下、とりとめのない気づきや感想。
- 陳百強(ダニー・チャン)の“喝采”は、彼が亡くなったニュースより以前に、阿蒞(訒麗欣/ステフィー・タン)と阿慧(鍾欣桐/ジリアン・チョン)が家で電話しているシーンでも小さく流れていた。これもたぶんラジオからだろう。あ、“喝采”って、「いつものよぉ〜に幕ぅが開ぁき〜♪」ってやつじゃないよ。
- 阿蒞が大泣きするシーンは、ワンショットだったかなと思ったらそうではなかった。
- 冒頭、ふたりがカラオケで“再見Puppy Love”をフリつきで歌うシーンが圧巻。映画祭で観たときは、「この曲たぶん持ってないよな。でも聴いたことがあるような気がするし…」などと考えていて、あまりよく観ていなかったような気がするが、阿慧の熱唱ぶりがすごい。熱唱というか、髪の毛を振り乱すほどのフリの一生懸命さ。DVDといっしょに陳百強の5枚組CDも来たので、ちゃんと聴いてみたら林珊珊のパートのほうが歌う量がずっと多かった。阿慧が阿蒞の顰蹙を買ってまで陳百強のパートを選んだのはなぜか。阿蒞のソロで、阿慧が裏声で「ウーウーウー♪」とハモっているところを見て、その理由がわかった気がした。
- このカラオケ熱唱シーンを見ていると、“再見Puppy Love”のフリをおぼえたいという強い衝動にかられる。フルにワンコーラス流れるのは、観客にフリをおぼえさせるために違いない。オリジナルが観たくてYouTubeを探したけれど見つからなかったが、映画のこの部分はYouTubeで観られます。
- 鍾欣桐って実は彭浩翔(パン・ホーチョン)の映画でしか観たことがないが、彭浩翔の映画で観るかぎり最高である。