実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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マレーシア旅行第七日:吉隆坡(Kuala Lumpur)→亞庇(Kota Kinabalu)→成田→鎌倉

  • 朝のKLは雨。6時ごろ駅に行くと、KTM Komuterはもう動いているようだ。別々の券売機で切符を買ったところ、わたしは自動改札を通れたが、J先生は何度やっても拒否された。しかたなく別の券売機でもう1枚切符を買って入場したが、短気をおこして無効の切符をまるめ、ホームに叩きつけている。拾ってしわを伸ばしてみると、日付が昨日(5/1)になっていた。無人の改札なので泣き寝入り。通れなかった切符の代金を、J先生から半分請求されたのが解せない。
  • KL Sentralでマレーシア航空のチェックインを済ます(左写真)。11年前にクアラ・ルンプール国際空港(KLIA)を利用したときは、混み合った路線バスに長時間揺られて空港へ行った。ところが今回は、KLIA Ekspresという直通電車ができている(右写真)。30分で空港に着くし、便数も多く、南極のように寒いエアコンを除けば快適である。でもRM35は高いなあ。香港のエアポートエクスプレスは高いからといって一度も利用したことがないのに、今回はあっさり利用してしまった。


  • KLIAは新しくてきれいだが、ローカル色がぜんぜんなくてつまらない。空港というのは海外ブランドを免税で買うところで、その土地ならではのおみやげを買うところではないのだろうか。最後のあがきとして、ローカルメニューもあるカフェRITAZZAでassam laksa(左写真)を食べる。いちおうちゃんとラクサの味がした。帰りの便はマレーシア航空MH080(定刻9:00-19:20)。グァバジュースに続いてフレンチトーストの朝食(右写真)が出たが、一日4回以上食事をすると体調に異変をきたすので、これは10時のおやつとみなすことにする。


  • 成田まで10時間近くかかるのは、この飛行機がKota Kinabalu(亞庇/コタ・キナバル)経由だから。2時間ほどでコタ・キナバル国際空港に到着する。降りても降りなくてもいいというので、もちろん降りる。空港のまわりには何もなく、青い青い海に青い空(写真)。小さい田舎空港だが、ローカル色があってKLIAよりいいと思う。1時間ほどでふたたび乗り込み、出発。マレーシア人がある程度降りて、日本人がそこそこ乗ってきた。黄金周はまだこれからが本番だから、それほど混んではいない。


  • マレーシア航空は、男性の客室乗務員がけっこういる。女性はあまり容姿で選んでなさそうだが、男性はぜったい容姿で選んでいる。みんなアイドル風で遊び人っぽい。同じサービス業でも、飛行機の中よりは夜の店が似合いそうなタイプである。J先生にそう言ったら、「マレー人はみんな遊び人っぽい」。まあうなづけなくもないが、がっちりした体格で髪と口髭が短いタイプは、比較的まじめに見えると思います。
  • 昼ごはんはビーフ。マレーシア航空のごはんは比較的マシだ。一般には日系航空会社がマシで米系が最悪、という評価だが、わたしは日系がいちばんひどいと思う。個人モニタつきだったので、食後は周渝民(ヴィック・ショウ)と李冰冰(リー・ビンビン)が出ている“蝴蝶飛”を観る。いちおう杜蒞峰(ジョニー・トー)だけど、日本でかかっても観なくていいや。
  • 定刻より30分くらい早く成田に到着。軟弱に成田エクスプレスで帰る。帰ったら、上野動物園のリンリンが死んじゃっててショックだった。写真は、特別サービスの在りし日のリンリン。2001年に『長屋紳士録』[C1947-02]のロケ地探しに行ったときのもの。ずいぶん前だが、これが最後のリンリンとなってしまった。