実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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台湾旅行第一日:鎌倉→台北

ふと気がつくと、2年半も台湾へ行っていない。よし、黄金周は台湾だ。母親が病気になってから海外旅行を控えてきたけれど、昨年末香港へ行けたので次もだいじょうぶだろう。と思ったら、航空券を予約してから具合が悪くなって入院したり、また退院したり。いろいろあったけれどなんとか強行する。しかし3泊4日という短さで、台湾旅行の最短記録をまた更新。宿泊は台北のみにして、『愛が訪れる時(當愛來的時候)』、『モンガに散る(艋舺)』、『台北の朝、僕は恋をする(一頁台北)』のロケ地を回る予定。

期間が短いので、行きは午前便、帰りは午後便で、羽田発松山着が必須条件。羽田空港は成田よりは近くていいのだけれど、行くのに乗り換えが多いし、電車は混んでいるし、海外旅行に行くという特別感が皆無なのが難点。国際線ターミナルで朝ごはんを食べて、JL031便(定刻8:55-11:30)に乗り込む。ゲートでのアナウンスは、英語で31を13と言ったり、中華航空を中国国際航空と言ったり、めちゃくちゃである。

機内での早すぎる昼ごはんは、「和みの彩り空弁」なるもので(↓左写真)、どろどろしたふつうの機内食よりはかなりマシ。ハーゲンダッツ・アイスクリームもうれしいが、バニラ以外にしてくれたらもっとうれしい。最近のJALの国際線は、食事のあとで珈琲が来るのが遅く、ひたすら珈琲を待っているあいだに貴重な時間が失われていく気がする。今日は旅行準備も終わっていなかったし、寝不足でもあったので、映画も観ずに過ごしたけれど、やはり珈琲を飲んだらすぐ着いたという感じで寝不足の解消もできなかった。


松山機場は、澎湖や金門との行き来に利用したことがあるが、国際線ははじめて。桃園と違って、市街地の上を降下していくのはやはりワクワクする。圓山大飯店以外、見えている景色がわかりそうでわからないのがもどかしい。バカみたいに下を見ているうちに、ほぼ定刻どおり14回めの台湾に到着。国際線のゲートの中はきれいで、桃園よりも明るい印象。乗ってきた飛行機が見え、遠くに美麗華百樂園の摩天輪も見える(↑右写真)。全く混んでおらず、入国もスイスイできたけれど、一歩外へ出たらそこはいつもの松山機場。中は軒並み行列だったので外のトイレに行ったけれど、今までどおりの松山機場のトイレだったので、並んでも中で行くべきだったと後悔する。

成田→羽田に比べ、桃園→松山による利便性の向上ははかりしれない。以前は微妙に不便な場所だった松山機場も、捷運が開通してとても便利になった。今回泊まるホテルは、空港から乗り換えなしの4駅で行けて夢のよう。ただ、延長によって木柵線が文湖線という名前に変わり、『ブエノスアイレス』[C1997-04]の終点だった中山國中站がただの途中駅になってしまったのは、ちょっと複雑な気持ちである。

Taipei Free(台北公衆區免費無線上網)(公式)の手続きは、空港の旅遊服務中心でパスポートを見せてメールアドレスを教えるだけですぐに終わる。今回のネット環境は、これにけっこう期待していたのだけれど、あまりあちこちにないようだし、捷運にはあるけれども、つながらないしすぐに切れる。来たばかりなのに、もう使えないことが判明した。そんなわけで今回もまた海外パケットし放題を使ってしまうことにする。

宿泊先の台北美侖大飯店(↓左写真)は、大安站から徒歩1分。日本人が多そうなのが気になるけれど、新しくてきれいなホテル。時間前にチェックインできたが、シンプルなインテリアでなかなか悪くなさそうだ(↓右写真)。