実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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マレーシア旅行第三日:喬治市(George Town)→Pulau Tikus→Gurney Drive→Pulau Tikus→喬治市

  • 今日もCheong Fat Tze Mansionで朝ごはん。わたしはコーヒーとフレンチ・トーストと自家製ヨーグルト、J先生はコーヒーとオムレツと自家製ヨーグルト。自家製ヨーグルトがおいしい、というかからだによさそうな味。フルーツは今日は置いてなかった。
  • 最初の仕事は、Ipohへ移動するレンタカーの手配。11年前にも借りたことのあるHertzへ行く。応対するのは、小顔に口髭の、きちんとしているがどこか怪しげなマレー人のおじさんと、三原葉子似だがかなり下半身デブの華人のおばさん。Ipohに営業所はないが乗り捨ては可能とのことで契約成立。最寄の営業所から取りに行くので、乗り捨て料金は均一のようだ。
  • 行ったことのないPulau Tikusへ行ってみることにする。なんとか歩けそうな距離なので、Jl. Sultan Ahmad ShahからJl. Transfer、そしてJl. Burmahをぐんぐん歩く。時中學校(Shih Chung School)(上左写真)やLoh Leong San's Family Residence(中左写真)やHotel 1926(下右写真)、それにショップハウス(上右写真)や廃墟(下左写真)。観光客はあまり行かないと思われるこのあたりも、興味深い建築がいっぱいだ。巨大な線香が煙をたなびかせている觀音寺(中右写真)もあった。ところでGeorge Townとはどこからどこまでなのだろうか。


  • 1時間くらいかかってPulau Tikusに到着。さらにGurney Driveまで歩く。Plaza Gurneyの本屋(MPH)で、明日Ipohへ行くための地図や、ペナンの建築を紹介した“Streets of George Town, Penang”[B1281]、趙文瑄(ウィンストン・チャオ)、李心潔(アンジェリカ・リー)が出演するペナンロケ映画“夜・明”のロケ地本[B1282]を購入。本屋を全然見かけないので今朝Webで調べたら、‘檳城是没有文化的地方’という衝撃的な文が書かれたブログが見つかり、「本屋は次々倒れている」と書いてあった。
  • ふたたびPulau Tikusに戻る。Gurney DriveからPulau Tikusのあたりも興味深い建築が多い。Gurney Drive附近にはローク・ヴィラ(上左写真)など豪邸が並び、Pulau Tikusにはショップハウス(上右写真)が並ぶ。レトロな雰囲気のお店(下左写真)もある。新華茶室(下右写真)で昼ごはん(id:xiaogang:20080428#p2参照)。


  • お天気が怪しいので帰りはバスにする。最近、Rapid Penangという新しいバスが参入し、他の会社と揉めているらしい。たしかにRapid Penangのきれいなバスはよく見かける。ところが、やってきたのは別の会社のおんぼろバス。ロンゲの運ちゃんはケータイで話しながら運転し、ドアはもちろん全開。おんぼろでも料金はRM2。コピ二杯分だと思うと、ドトールで計算しても400円だからかなり高く感じる。
  • コムタ前で降り、Lebuh Pantaiの義香(Ghee Hiang)(公式)というお菓子屋さんに豆沙餅を買いに行く。途中、麓澤校友會(下左写真)という建物やショップハウス(上左写真、下右写真)、カキ・リマ(上右写真)など、興味深い建築を多数見かける。


  • 今回の目玉のひとつはEastern & Oriental Hotel(公式)に行くこと。ここにあるカフェ、The 1885にアフタヌーン・ティーに行く(id:xiaogang:20080428#p3)。古めかしい雰囲気だったE & O Hotelが、改装されて白いぴかぴかな建物になってしまったのはちょっと残念。12年前は老舗ホテルとは思えないほど安かったが、当時のわたしにとっては高くて泊まれなかった。その後すぐに改装が始まり、終わってみたらびっくりするほど高くなっていた。値段的にも建築的にも、12年前に泊まっておかなかったのが悔やまれてならない。
  • E & O Hotelのトイレはタダで、マレーシアのトイレとしてはかなりきれいである。日本人の子供が「わぁ、きれいなトイレだ、きれいなトイレだ」とはしゃいでいたのが印象的。しかし、ホテルのランクからすればもう少しがんばってほしいところ。高級ホテルでももちろんウォシュレットは手動だが、トイレットペーパーはある。ちなみにPlaza Gurneyのトイレもタダだが、トイレットペーパーはない。
  • Pulau Tikusに向かう途中のNagore Placeにあるニョニャ料理店、龍鳳餐廳(Nyonya Baba Cuisine)(左写真)で晩ごはん(id:xiaogang:20080428#p4)。夕方から時おり小雨が降っていたが、食べ終わってお店を出たとたん、スコールに襲われた。お茶屋さん、某親会社の看板のあるお店、バイクの修理屋が並ぶカキ・リマで雨宿り(右写真)。近くのコーヒーショップでAis Kacangを食べようと思い、デザートを食べずに出てきたことを激しく後悔。近くのショッピングセンターで行こうと思い、トイレに行かずに出てきたことも激しく後悔。豪快な降りっぷりを眺めたり、向かいの巨大な美容院を眺めたり、傘もレインコートもなしで歩いてくる同じ制服の男たちを眺めたりして、意外に退屈せずに過ごす。


  • 小降りになるまで1時間ほど待って帰る。そのころには当然コーヒーショップも閉まり、デザートは食べられなかった。鎌倉なら噴水に、杉並なら川になっているはずだが、いくら降っても水が溜まる気配も見せないJl. Burmahを感心して眺めていたが、帰る途中の狭い通りはしっかり川になっていた。
  • 万歩計は完全に壊れたので、今日の歩数は不明。参考値としてJ先生は24498歩だった。