実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『美麗島まで』

台湾関連の本はだいたいウォッチしている(何でも読むという意味ではない)つもりだが、この本の存在は知らなかった。片倉佳史さんのブログで教えていただいた。ありがとうございます。

美麗島まで

美麗島まで

日本統治時代の台湾にいた沖縄人については、『無言の丘』を観て以来ずっと知りたいと思っていた。そういう意味で、台湾と沖縄の関係が書かれたこの本は興味深い。一方、著者が母親や祖父の足跡を追う過程がメインだと思っていたら、台湾の旅はかなりあっさりと書かれており、その点ではちょっと期待はずれだった。

戦前の台湾の建築に興味があり、けっこう見ているつもりだが、ここに書かれている旧・南風原医院は見たことがない。ぜひ見に行きたいものである。