実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

『台湾スーパーアイドル』の無断転載問題

宝島社『台湾スーパーアイドル』の無断転載が話題になっている(私は実際に確認したわけではないのだが)。

  1. ☆宝島社『台湾スーパーアイドル』における無断転載に抗議する
  2. 活字媒体の取材者のモラル低下が、目も当てられない。
  3. 大手商業メディアの個人サイト無断転載について

私は無断転載されたことはない(と思う)が、どうみても参照して書いているな、と思ったことは何度かある。つい最近も、キネ旬のムックに載っていた映画の感想が表現レベルで非常に似ていたので、いちおうこのブログに書いてみたが、関係者からは何の反応もない。

一般的にいって、ネット上の情報、特に個人サイトを、活字メディアより下にみる傾向がある。活字媒体を参照した場合、参考文献として挙げるべきだということはある程度常識だろう。しかし、ネット上の情報は別に挙げなくてもいいと思っている人が少なくないように思う。

今どきネットで調べずに何か書いたりすることは稀である。だからこそ、まず、参照させてもらった情報や知識の提供者に対するリスペクトを忘れないこと、そして、参考サイトを明記するなどの方法でそれを形にすることが重要だと思う(これは自分自身も肝に銘じておくべきことである)。特に商業メディアの人は、誰かが無償で提供してくれている情報を利用して金儲けをしているのだということを意識し、そのことの意味をよく考えて仕事をしてほしい。

こういった問題に関する状況は、よくなるどころかだんだんひどくなりつつある。我々も、黙っていないでもっと声を大きくしていかなければならないと思う。