実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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熱海旅行第二日:熱海→鎌倉

6時ごろ起床。熱海の海岸は東向きなので、夕暮れはあっけなかったが、朝は朝焼けが美しい(↓左写真)。すぐにお風呂へ行くと、ちょうど露天で日の出を見ることができた。


身支度をして、少し遅めに朝ごはん(↑右写真)。夕食のフレンチはけっこう評判がいいので、ちょっと惜しかったかなという気もしていたが、朝ごはんを食べたら未練がなくなった。折り詰め風の器が安っぽいうえに、折り詰め臭が強烈で、味に影響が出てしまっている。写真の料理にスープとパンとドリンク類がついて、まずいわけではないけれど、これといって嬉しい点もなかった。ホテルや旅館では、晩ごはん以上に朝ごはんが楽しみだったりするのだが、頭の中にある理想の朝食が出てきたことはまだない。かなり気に入ったのは、富士屋ホテルとペナンのチョン・ファッ・ツィー・マンション。蒲郡プリンスホテルと小田急箱根ハイランドホテルもけっこうよかった記憶があるが、詳細は忘れているので不確か。和食なのにジュースとデザートと珈琲がついていた別所温泉の花屋も好印象。

朝食はともかく、このHOTEL MICURAS(公式)はけっこう気に入ったので、よかった点と残念な点を挙げておく。

よかったところ

  • 露天風呂。広くて眺めがいい。特に朝がすばらしいが、6時からしかやっていないので、冬に来たほうがいいかもしれない。
  • 大浴場の洗う場所が多く、隣との仕切りもある。シャワーの出もよい。
  • ほとんどの部屋がオーシャンビューで眺めがよい。
  • 部屋にソファやデイベッドがあってくつろげる。
  • 部屋の中に洗面台がある。しかも二つ。水道の使用頻度はかなり高いが、和風旅館などでは、まず次の間に行ってそれから洗面所に行かなければならず、遠いうえに寒いことが多い。その点、扉もなしに洗面台があるのはすばらしい。
  • 浴衣ではなくパジャマである。

残念なところ

  • 女性客が多いので、お風呂を独占できない。
  • 貸切風呂がない。
  • 大浴場内のお化粧スペースが少ない。上階のリラクゼーションラウンジにはパウダールームがたくさんあるが、水道がないので使えない。
  • 朝の大浴場開始時に十分な点検整備がなされておらず、水用の紙コップがなくなっていたり、足ふきマットが濡れたままだったりした。
  • インターネットが使えず、ふつうの部屋には机やテーブルもない。
  • パジャマだけで、羽織るものやソックスは用意されていない。

10時ごろチェックアウト。パンダを拾って、去年行きそびれた熱海梅園の梅まつりに行く。かなりの人出で駐車場もすでに満車だったが、5km先に無料駐車場があり、シャトルバスも運行していてラッキー。園内には、梅だけでなく韓国庭園(↓左写真)や中山晋平記念館(↓右写真)、(観ていないが)『青燕』のモデルになった朝鮮人女性パイロット、朴敬元の記念碑もあった。


梅まつりは、カラオケ大会、ミス熱海撮影会、露店など、「湯島の白梅」みたいな風情とは無縁の雰囲気だが、梅は紅、ピンク、白と腐るほどあって(↓上写真、下左写真)堪能した。梅園を出ると、熱海桜も満開(↓下右写真)。

市街地に戻り、海幸楽膳釜つる(公式)でひもの定食の昼ごはん(↓左写真)。懸案だったときわぎ(公式)のきびもちも買って熱海を出発。

三度めの正直で走湯温泉跡をめざし、国道135号を北上。今度は無事に標識が見つかり、日本三大古泉の走湯(↑右写真)を発見。先客の中年夫婦が中で大騒ぎしていたのでどんなところかと思ったが、中は暗くて暑くて湯気が充満しており、湯が湧き出る様子などぜんぜん見えなかった。去年は熱海ビーチラインに入ったために断念したが、実はビーチラインからも行けるようだ。帰りはまたいつもの場所で順調に渋滞し、17時ごろ帰宅。

今回のミクラス+外食のパターンはけっこう気に入った。旧日向別邸は修繕休館中で行けなかったし、モンブランのほかのケーキや三木製菓のケーキも食べたいのでまた行きたい。熱海ってけっこういいかも、と思いはじめている。でも次はヴィラ・デル・ソルか蓬莱旅館に泊まりたいな。