実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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澳門旅行第三日:澳門→氹仔→路環→澳門

  • 日曜の朝7時、議事亭前地のまわりの店はどこも開いていない。瑪嘉烈も10時から。しかたなくその並びの寶富咖啡麺食で、三明治(サンドイッチ)やトーストの簡単な朝食をとる。
  • 今日は澳門(マカオ)半島を離れ、氹仔(タイパ島)と路環(コロアン島)へ行く予定。まず、新福利バスで氹仔舊城區へ。
  • 『イザベラ(伊莎貝拉)』[C2006-19]の杜汶澤(チャップマン・トー)の家は澳門半島にある設定だが、まわりのショットのいくつかは氹仔っぽい。予想どおり、梁洛施(イザベラ・リョン)が犬の伊莎貝拉に再会する場所を飛能便度街周辺で見つける。彼女が伊莎貝拉と遊ぶ公園は、嘉模聖母教堂(カルモ教会)のある嘉模前地の裏。伊莎貝拉に泣きながら呼びかけるベンチも見つけた(写真)。
  • 嘉模前地から海邊馬路に降りて、龍環葡韻住宅式博物館へ。一番手前の土生葡人之家は、『ソウル(老娘夠騒)』[C1986-V]の中で金燕鈴(エレイン・ジン)が住んでいた家のロケ地だ。ここには外見がそっくりの家が三軒あり、前回は間違えて別の家をチェックしていた。
  • 氹仔の中心地、官也街周辺を建築や廟を見ながら歩く。いくつかの小さな広場を、パステルカラーの建物が並ぶ路地がつないでいる。色のうす汚れ具合がいい感じ。梁洛施が伊莎貝拉探しのビラを貼る場所も見つけた(写真)。
  • 急いでいたのでやむなく澳巴に乗り、路環の鄢沙海灘(ハクサ・ビーチ)へ。10分ほど並んで、法蘭度餐廳(Restaurante Fernando)で昼食(id:xiaogang:20061231#p2参照)。サングリアをぐびぐび飲んだJ先生は、路環島で5回もトイレに行った(何度も「要命(ヤオミン)」と叫んでいた)。
  • バスで路環市區(コロアン・ヴィレッジ)へ移動。いくつかの廟を訪ね、氹仔よりも落ち着いた、海の気配が感じられる路地や広場を散策(写真)。澳門安徳魯餅店(Lord Stow's Bakery)の行列に並び、蛋撻(エッグタルト)を買って食べる(id:xiaogang:20061231#p3参照)。
  • ぎゅうぎゅう詰めのバスで澳門に戻り、澳門旅遊塔(マカオ・タワー)(写真)へ行く。私は別にどうでもよかったが、なんとかのJ先生は高いところへ登りたがる。このへんで行っとかないと、あとうるさいもの。
  • 旅遊塔からの眺めよりもインパクトがあったのは、下でやっていた日本フェア。安っぽすぎて笑っちゃう宮島や歌舞伎町、相撲の土俵などが並んでいる。一番人気は日清食品のブースで、出前坊やの人形と記念撮影する人多数。
  • 今日は大晦日なので(旧正月ではないが)餃子を食べたいと思ったが、街はものすごい人出でめぼしい中華料理屋は満席。諦めて議事亭前地の黄枝記で炒麺などを食べる。いちおう水餃麺も食べたが、これは蝦臭プンプンで私には向かなかった。
  • デザートに、義順で黄色い冰花燉雞蛋(卵プリン)を食べる。前にも「白いほうが断然うまい」という結論を出したはずだが、黄色いのは玉子豆腐のような味で、やっぱり白に軍配。
  • 澳門旅遊塔前の広場や議事亭前地ではカウントダウンイベントがあるようだったが、よい子はさっさと帰る。今日の歩数は26470歩。夜中に花火の音がうるさかった。