TOHOシネマズ みゆき座の「第三回 午前十時の映画祭」(公式)で、ルキノ・ヴィスコンティ監督の『山猫 イタリア語・完全復元版』を観る。20年ぶり三度めだが、イタリア語版は映画館でははじめて(以前、録画で観たときの感想は、id:xiaogang:20090826#p3)。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2011/09/24
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2011/06/25
- メディア: Blu-ray
- クリック: 28回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
- ファーストショット:サリーナ公爵邸の門、外観、敷地内の風景などをバックにしたクレジットタイトルのあと、ミサが行われている部屋を外から写したショット。
- ラストショット:跪いたサリーナ公爵(バート・ランカスター)が立ち上がり、路地へ去って消えるところ。
- 冒頭のミサのシーンで、部屋のカーテンが風に揺れる様子や、そのレースを通して日射しがゆらめく様子がすばらしい。
- 舞踏会で公爵とアンジェリーナ(クラウディア・カルディナーレ)が踊るシーンで、賞賛の眼差しで眺める人々に混じって写しだされる、タンクレディ(アラン・ドロン)、公爵夫人(リナ・モレリ)、コンチェッタ(ルッチラ・モルラッキ)の険しい顔が印象的。
- 公爵の入浴シーンでのピローネ神父(ロモロ・ヴァリ)がはげしくアヤしい。