実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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下田旅行復路(下田→鎌倉)

6時前に起きてまずは温泉。今日の女湯は和風温泉の遥都で、内湯の仙楽、内湯の檜風呂・鼓舞、山頂露天風呂・雲母があった。階段を上ってわざわざ行く露天が眺めも格別でよかったけれど、暗いうちから陣取っているばあさんが二人いて、ぜんぜん占領できなかった。

朝ごはん(↓左写真)は、鯵の干物(↓右写真)など品数は多いが量はほどほどでよかった。これでデザートと珈琲がつけば文句ないのだが、しかたなく有料で珈琲を飲む。


部屋にはバルコニーもあり(↓左写真)、多々戸浜(↓右写真)を一望できるが、寒くてぜんぜん活用できない。下田はなかなかいいところだけれど、寒いときにばかり来ているのでいまひとつ印象がよくない。次はぜひ夏に来たいものだ。

今回泊まった下田大和館(公式)は、サービスを合理化していまどきの旅館を目指しているものの、ベースは旅館なのにリゾートホテル風だったり、部屋食と食事処が両方あったりするのが、選択肢が多いというより中途半端で残念な感じ。せっかく全室オーシャンビューなのだし、全部ベッドにして食事処を半個室にし、そのぶん部屋でのサービスを省いたほうがいいと思う。しかしそれほど高くないので、いろいろと不満はあるにせよ、そんなに悪くはないという印象だった。ぜひまた来たいとも思わないけれど、ぜんぜんおすすめできないというわけでもない。11時少し前にチェックアウトし、部屋から見えていた多々戸浜に行ってみる(↓左写真)。入口のほうからはよく見えない、階段状の宿の構造が、浜からは見ることができた(↓右写真)。

今日は昨日より暖かいけれど、朝から鼻の調子が悪いのでロープウェイは諦め、町に出て了仙寺、長楽寺(↓左写真)などを散策。長楽寺には桜が少し咲いている(↓右写真)。

日新堂の2階にあるポルトカーロで昼ごはん。カルパッチョ(↓左写真)、マリナーラ、ペペロンチーノなどを食べる。イタリアンと名乗るにはちょっと足りない感じだが、ガイドマップの特典で日新堂のマドレーヌを一切れずつもらう。

昨日も今日も駐車させてもらったマックスバリュで日用雑貨や食品を買ってあげて、13時ごろ出発。下田は『有りがたうさん』[C1936-12]のロケ地だけれど、前回探索したので今回は何もしなかった。ただ、白浜のバス停があったのはこのあたりではないかと思い、通りすがりに写真を撮っておく(↑右写真)。トイレ休憩以外どこにも寄らずに帰ったが、けっこう渋滞もあり、18時前にやっと家にたどり着いた。