同じくシネマヴェーラ渋谷の特集「中島貞夫 狂犬の倫理」(公式)で、『ジーンズブルース 明日なき無頼派』を観る。
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2011/02/21
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梶芽衣子は、きれいで、目ヂカラがあって、クールで、かっこいい。しかし、やはりわたしは梶芽衣子に興味がわかない。完璧すぎる。老けているわけではないが、若々しさや瑞々しさや生々しさがない。いつもぜんぜん乱れていない、きれいすぎるストレートヘアも見るたびムカつく。
渡瀬恒彦は、犯罪に走る動機がはっきりしすぎるほどはっきりしていて、梶芽衣子はあまりにも不明瞭。渡瀬恒彦は暑苦しいのに梶芽衣子はクール。バランスがとれていない。だいたい、梶芽衣子と渡瀬恒彦って似合わなすぎる。
内田良平に期待したが、髪型、サングラス、ファッションのすべてが70年代的にかっこ悪い。出番は比較的多いけれど、役柄も冴えない悪役。残念だ。他のキャストでは、曽根晴美のぜいたくな使い方が印象に残る。
ところで、コンテナって空気が入るんだろうか。コンテナに閉じ込められるところで、だんだん息が苦しくなる『どたんば』[C1957-34]的展開を予想したら裏切られた。