シネマヴェーラ渋谷の特集「中島貞夫 狂犬の倫理」(公式)で、『女番長 感化院脱走』を観る。『女番長』シリーズ第五作らしいが、このシリーズを観るのは初めて。
- 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 発売日: 2009/02/21
- メディア: DVD
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
感化院生活と脱走生活しか描かれていないので、スケバンのシーンはない。シリーズの他の作品とは、どうやらかなり雰囲気が違うようだ。いかにもサービスという感じでおっぱいはたくさん出てくるが、女の子たちは意外に無邪気な感じで、脱走してからあとは青春映画っぽいテイスト。とにかく金網のないところへ逃げたいというのは、非現実的でちょっと青臭いけれども、ラストもなんだかさわやか。
前半の感化院の悲惨な状況も、所長が金子信雄、所員が室田日出男なので、陰湿というよりはインチキくさくて笑える雰囲気。お役人を前にしたふたりの猿芝居が楽しい。