『アンナ・カレーニナ』全四巻をやっと読了。
- 作者: レフ・ニコラエヴィチトルストイ,望月哲男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
- 作者: レフ・ニコラエヴィチトルストイ,望月哲男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
- 作者: レフ・ニコラエヴィチトルストイ,望月哲男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/09/09
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (14件) を見る
- 作者: レフ・ニコラエヴィチトルストイ,望月哲男
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/11/11
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
登場人物がみな、長所も短所ももったリアルで人間臭い人物で、長いので起承転結的な構成ではなく、なかなかおもしろかった。どうしても『ショーガ』の登場人物を想像して読んでしまうことになったが、そのために現代的な視点で読むことができたのも、おもしろく感じた要因のひとつだと思う。
ただ、やはり宗教が問題。リョービンは無神論者であるところが最大の美点だと思ったのに、最後に宗教にめざめてしまうのがたいへん興ざめだった。現代的な視点から、アンナの不倫が全然悪いことだと思えないのも、読んでいてつらいところである。
途中まで読んだ段階では、『ショーガ』はさすがにちょっと単純化しすぎかと思ったが、最後まで読んだらあれはあれでいいという気になった。