実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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箱根旅行復路:芦ノ湖→鎌倉

今日は晴天で、朝から富士山がよく見える(下左写真)。昨日と違って真っ白な富士山だ。


朝ごはんは、卵料理と飲み物だけは選択に応じて持ってきてくれるが、パンやサラダはブッフェ。がっかりである。どうやっても満足感を得られない朝食を終え、大観の湯へ。温泉といえば起きてすぐのお風呂だが、ここは8時半まで男湯なので、朝食後にやっと温泉に入れるのだ。待ちかねた女性たちが殺到しているかと思ったら、ほとんど人はいない。メイク後なので、ほぼ露天に直行直帰。今朝は雲がほとんどなく、丸く切り取られた青空が見える。

温泉で暖まったあとはホテルの庭の散歩。庭では、椅子に白いカバーをかぶせたりして、結婚式の準備が進められている。今朝もかなり寒いが、庭から芦ノ湖を眺めたり、専用の桟橋から、ホテルの全景(上右写真)や海賊船乗り場に並んでいる大勢の観光客を眺めたり、パンダを2頭発見したりする(次項)。

箱根ホテルは、なんといっても目の前が芦ノ湖という立地が最高である。この魅力は捨てがたいが、ほかの点では不満が残る。デザイナーズホテルということになっていて、廊下などはおしゃれな雰囲気だが、部屋の中はいまひとつだし、ひとつしかなく狭い温泉浴室や半ブッフェの朝食など、すべてにおいて中途半端だ。お風呂の改装は今さら難しいのかもしれないが、朝食ブッフェ(ついでに昼食ブッフェも)はすぐにでもやめてもらいたい。

チェックアウト後は、芦ノ湖遊覧船に乗る。派手な海賊船は、外国人観光客を中心に激混みだが、地味すぎる遊覧船はすいている。寒いのでデッキに出るのはヤだなあと思っていたら運よくデッキのない船だった。J先生はがっかりしていたが、わたしは「ラッキー」と思ってさっさと座るも、予想どおり眠くなって半分寝ていた。わたしは遊覧船やケーブルカーに乗るとすぐに眠くなり(つまり、なんにもしないで起きているということができない)、景色を見なければと思えば思うほど、眠気は深まって苦しくなる。

芦ノ湖を一周して戻り、車を『彼岸花』ロケ地そばの駐車場へ移動。富士山を見るのならやはりこのあたりがベストで、近くの山と重ならずにきれいに見える(下左写真)。昼ごはんは、玉村豊男ライフアートミュージアムに付設されたアクア・パッツァ・テラスでピッツァ。混んでいてかなり待たされたが、窓から遠い席になったこともあり、待ってまで食べるほどのものでもないと思う。


ついでに廣志屋へ寄って、五郎稚児まんじゅう(上右写真)を買う。店に並んでいるのは箱入りのみ。2個頼んだら、「防腐剤を使っていないから包めない。すぐに食べないとダメ」と言われる。箱入りにも防腐剤は入っていないようなことが書かれていたので、どうも納得がいかないながらすぐに食べる。すごく小さかったので、これなら10個入りを買っても食べられたと思ってちょっと後悔したが、これ一個100円はずいぶん高いと思う。

あとは宮ノ下にも寄らずに直帰したが、渋滞ポイントはすべて渋滞して、3時間くらいかかって帰宅。