『ホモセクシャルの世界史』でガイ・バージェスについて読んだら(id:xiaogang:20081014#p1)、『アナザー・カントリー』が激しく観たくなった。録画のDVD-Rで再見。ガイ・バージェスは、この映画のガイ・ベネットのモデルである。
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 1998/11/21
- メディア: DVD
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- これまでたいした映画ではないと思っていたが(純粋に映画としてはたぶんそうなんだろうけど)、時々観たくなる。やはりこの映画はそれだけの輝きを放っているのだと思う。
- 今さら言うまでもないが、コリン・ファースがかっこよすぎる。id:xiaogang:20060204#p1に「もはや西洋人にはときめかなくなった」とか「「アナカン」より「アラカン」だ」とか、失礼なことを書いているが取り消します。アナカンよりアラカンかどうかは微妙なところだが、アラカンよりコリン・ファースだよね。すごくいい役だが、ホモセクシャルの役ではないのが残念。
- ルパート・エヴェレットは好みではないが、あらためて見るとこの映画の彼は尋常ではないほど美しく、この映画を特別なものにしている。老けメイクはすごくヘンだけど。
- 映画の舞台は、イートン校がモデルと思われるパブリックスクール。しかし来年最高学年になるという主要登場人物たちは、とても高校生には見えない。実際、コリン・ファースもルパート・エヴェレットも当時20代前半である。
- 「ホモセクシャルの恋愛映画」というイメージがあるが、実は全然違うことを再確認。イギリス社会の縮図のような陰鬱なパブリックスクールと、そのなかでの少年の挫折を描いた青春映画。同性愛はその一要素にすぎず、その部分はあまり印象に残らない。