実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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たけや支店の天せいろ

週末に家でしなければならないことは全部やり、お昼ごろ出かける。こ寿々へ行こうと思ったが、長蛇の列に我慢できず、ものすごく久しぶりにたけや支店へ行く。最近お蕎麦といえばもっぱらこ寿々だが、蕎麦そのもののシンプルなおいしさではここだと思う。

メニューは、かけ、せいろ、天ぷらそば、天せいろの四品のみという潔さ。しかし潔すぎてビールもないのが、何年も来なかった理由である。お店の外に漂っていたごま油のいい香りに勝てず、天せいろを頼む。


せいろが700円なのに天せいろが1800円というのは、たしかにちょいと高い。「天ぷらは大ぶりの海老が二本つきます」と言われたが、たしかにこれは大ぶりとは言いがたい。しかしわたしはそんなに「海老スキスキ」ではないので、このぐらいがほどよい量だったし、揚げたてサクサクでおいしくいただいた。それなのにJ先生は、「これが一本500円の海老ダー」とか、「ああっ、一本500円の海老を食べ終わってしまった」とか、「1000円の海老がもう半分に(びっくり)」とか、いちいちうるさくてうんざりした。

隣の隣の席でおばあさんたちが映画の話をしていて、「このまえチネチタットへ行ったのよ」とかなんとか言っていた。そんな映画館があったとは。