オレンジケーキを食べながら観たのは『海女の化物屋敷』(goo映画)。シネマヴェーラ渋谷の「妄執、異形の人々II」(公式)でもうすぐ上映されるが、行けそうにないのでうちで観ることにした。
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冒頭から海女が海底を泳ぐショットが延々と続いて、なにげにというかおもむろにというか胸が見えたりするのは、当時としてはけっこうサービスショットだったと思われる。でも、お尻とか股間とかばかり撮ってるなと確信しそうなところでなにげにふつうのアングルに変わったりして、小心者な感じがする。海女どうし(万里昌代と誰か)が浜辺で喧嘩する泥レスシーンもあって、女闘美XファンのJ先生も大喜び。もちろん、ストーリー上の必然性はなく、不必要に長い。
海女には詳しくないので、ああいう服装がふつうなのかどうかよくわからないが、けっこうかわいらしい格好だった。でもしっかり乳首はわかる。「海女モノ」といえば、沈銀河(シム・ウナ)が海女に扮した『イ・ジェスの乱』[C1999-35]が思い浮かぶが、こんな格好ではなかったと思う。『海辺の女たち』[C1964- 23]もたしか海女モノだったはず。こちらは今度確認してみようと思う。
三原葉子は海女ではないが、水着シーンとか、すごくでっかいパンツをはいているお風呂上がりのシーンとか、犯人に囚われてボートの上でスリップ姿にされているシーンとか、サービスショットもそれなりにある。いちばんの見どころは、パーティに幽霊の扮装で現れて、着物とかカツラとかを一枚ずつ脱いでいくシーン。
全体としてキワモノっぽさはそんなにないし、もちろん映画としてどうこうということもない。でも主演が三原葉子というだけですばらしいし、その恋人役は菅原文太で、これが超若い。菅原文太って、知ったときにはすでに広島弁のイメージだったので、モデル出身とかいわれてもピンとこなかったが、なるほどモデル出身、なるほどハンサムタワーズという感じである。サービスショットかどうかは知らないけれど、菅原文太の海パンシーンもある。シネマヴェーラに駆けつける価値は十分にあると思う。
ところで、同じ特集ですでに上映が終わった『博徒七人』は、すっかり観た気になっていたのだが、劇場で観た記録もないし、うちにDVD-Rもなかった。もう少し早く気づいていれば、先週の月曜日に観られたのにと思うと悔しい。またどこかでやってくれないだろうか。