実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『童年往事 時の流れ(童年往事)』(侯孝賢)[C1985-34]

新宿K's cinemaの特集「台湾巨匠傑作選2016」で、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の『童年往事 時の流れ』を観る。10年ぶり四度め(三度め→id:xiaogang:20061015#p1)。

  • 風が吹いて、主題曲が流れる。大きなことも小さなことも、人生のすべてがつまった最高の映画。
  • あらためて観たら、成瀬かってぐらい、お金の話だった。
  • Blu-rayになったデジタルリマスター版だと思うんだけど、日本語字幕が新しくなっていた。もしかしたら前のよりも正確なのかもしれないが、前のほうが詩的だったと思う。特に最後のモノローグ。
  • この映画では、中国語(北京語)、台湾語客家語が話されていて、誰がいつどの言語を話しているかが重要な意味を持っている。字幕を新しくするなら、たとえば色分けするなどして何語を話しているのかわかるようにすればよかったのにと思う。