新宿K's cinemaの特集「それぞれのヌーヴェルヴァーグ」で、フランソワ・トリュフォー監督の『恋のエチュード』を観る。24年ぶり二度め。
フランソワ・トリュフォーDVD-BOX「14の恋の物語」[III]
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: DVD
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美しいイギリスの風景(フランスで撮ったらしいけれど)と美しい映像のなかに、生々しい恋愛模様、特に生々しいセックス描写を散りばめた映画。いちおう美人姉妹だけれどルックス的な魅力が乏しかったり、妹のミュリエルがけっこう鬱陶しかったりするのが気になりつつも、観終わったあとで人生の重さみたいなものがずっしりと感じられて打ちのめされる。『恋のエチュード』という邦題は原題とは全く関係ないが、クロードの7年間が恋ではなくて恋の練習でした、という意味だとしたらけっこうおそろしい。
ロケ地は、とりあえずロダン美術館がけっこう重要な場所として出てくる。