実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

『バシュフル盆地のブロンド美人(The Beautiful Blonde from Bashful Bend)』(Preston Sturges)[C1949-16]

二本立てのもう一本は、プレストン・スタージェス監督の『バシュフル盆地のブロンド美人』。邦題は原題の直訳だが、原題はちゃんと韻を踏んでいる。

幼時におじいさんから射撃をしこまれて育った女性フレッド(ベティ・グレイブル)が、その抜群の腕前ゆえにトラブルに見舞われるというおバカウエスタンコメディ。冒頭、おじいさんが幼いフレッドに「荒っぽい南部では、銃がおまえを守ってくれる」と話すのだが、次のシーンでは、銃で人を撃ってしまった酒場の歌姫フレッドが、保安官に「ここは西部じゃないんだ、撃つには理由が要る」と言われているのがおかしい。

フレッドが、本来なんの関係もない判事を、正確におしりばかり三度も撃ってしまうのをはじめとして、全体に単純な繰り返しギャグを基調とするコメディ。クライマックスの銃撃シーンでは、しつこいくらいにギャグが繰り返され、これにフレッドの目の醒めるような拳銃さばきがスパイスのように効いている。「映画史上の名作」かどうかはともかく、だれもがリラックスして楽しめる映画。

映画館を出ると雨。帰りに、渋谷駅にできたMr Beanで豆乳と豆花を買って食べる。豆花はけっこうちゃんと豆花の味がしたが、花生や粉圓などのトッピングがないのが残念。豆乳はわりと豆の匂いがするというか、豆槳というより豆乳という感じがした。

雨は横浜では雪になっていたが、鎌倉駅では70%くらい雪、うちのまわりでは雨だった。