実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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台湾旅行第八日:台北→鎌倉

帰るだけの最終日は4時起床。チェックアウトして台北科技大學前のバス停へ。八方美學は華山創意文化園區に近く、忠孝新生捷運站への行き帰り、毎日遠くにその建物群が見えた。一度は散歩したいと思っていたのに、足を踏み入れずに終わってしまって残念だ。長榮巴士に乗るつもりでお金も用意していたのに、飛狗巴士が来たので乗ってしまう。長榮の135元も高いが、飛狗は140元でもっと高い。高すぎる。早朝なので順調に桃園國際機場に到着。

連日ホットな話題ではあるものの、最近では複数の子供虐待死事件に話題をさらわれている感じの新型インフルエンザ(最近は‘新流感’と呼ばれている)。しかし、空港の職員はみんなマスクをしていて、見ただけで暗い気分になる。旅客のマスク装着率も明らかに街中より高いが、わたしたちは何の対策もしていない。

チェックインを済ませ、皇家可口餐廳で朝ごはん。J先生は厚片吐司套餐を食べていたが、點水樓の小籠包(↓左写真)だというのでわたしは小籠包套餐を食べる。酸辣湯と、なぜかきんぴらごぼうがついていた。


次は手荷物検査。ここで今回の旅行最大のショックな出来事があった。液体持込み方法にもすっかり慣れ、気楽な気持ちで臨んだのに、なぜか前のJ先生がリュックを開けさせられている。まさかの花生醬没収。思いもよらなかったが、油とみなされて持ち込み禁止だそうだ。検査担当の男性がいちおう別の女性職員にも確認してくれたが、すごく冷たい声で‘花生醬不要’と言い放たれる。「今度新竹に行ったらまた買って朝食バイキングに持ち込むぞ」と言ったら、J先生に「荷物預ければいいんじゃない?」と冷たく言われる。いや、そう簡単に屈服するわけにはいかないのだ。

乗るのは、定刻8:45のNH1084便。待合室からは、ずっと遠くに風車が見えた(↑右写真)。これは『言えない秘密』[C2007-34]に出てくるところではないのか? 機内での昼ごはんはもちろんまずく、もってきた『ゲバラ日記』は全然進まず、定刻の13:00より早く成田空港に到着。台湾ではほとんど降られなかったのに、東京は雨。13:45の成田エクスプレス→横須賀線→バスで軟弱に帰宅。晩ごはんも近場で済ませ、今日の歩数は8364歩。結局、この旅行での平均は26455歩。今日を除いても29039歩。目標未達、ステイタス=レッド。

今回の旅行はかなり忙しかったぶん、いろいろなところに行けてよかった。蛋餅を食べなかったことと豆漿を飲まなかったことが心残り。没収された花生醬がいちばん心残り。