実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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力餅家の夫婦饅頭+『現金に手を出すな』[C1954-19]

ロンディーノの帰りは、もれなくセットの力餅家と三留商店に寄る。力餅家では、入ってすぐにやけにおいしそうな夫婦饅頭が目についたが、とりあえず見なかったことにする。ところが、J先生が力餅を注文したあとで目ざとく見つけ、相談もせずに買っていた。

その夫婦饅頭と力餅を食べながら、『現金に手を出すな』のDVDを観る。

ジャン・ギャバンがカフェでいつもかける『グリスビーのブルース』がめちゃくちゃかっこよく、いつ観てもいい映画だ。ダメダメな親友との友情のために、いろんなものを失う男の物語。『いますぐ抱きしめたい[C1988-46]は香港版『現金に手を出すな』だと思う。劉徳華(アンディ・ラウ)がジャン・ギャバンで、張學友(ジャッキー・チュン)がルネ・ダリー。

主演のジャン・ギャバンは別に好きでも嫌いでもないが、キャストで注目すべき点は、映画初出演のリノ・ヴァンチュラと、まだ若いジャンヌ・モローリノ・ヴァンチュラは悪役だが、存在感がある。ジャンヌ・モローは最初はわりと目立たない感じで登場し、最後には思いっきりジャンヌ・モロー

力餅家の夫婦饅頭は、大きめとはいえ1個135円もしたが、高いだけあってたしかにうまい。


しかし『現金に手を出すな』といえばラスクである。昔この映画のLDを観て無性にラスクが食べたくなり、パン屋さんかなんかで売っているやつを買ったら味がなくてまずかったという思い出がある。今度はキッキリキのラスクでも買って観よう。