実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『パリ、恋人たちの2日間(2 Days in Paris)』(Julie Delpy)[C2007-28]

恵比寿に移動。三越にあるカフェで昼ごはんを食べ、恵比寿ガーデンシネマへ。ジュリー・デルピー(Julie Delpy)が監督したという『パリ、恋人たちの2日間』(公式/映画生活/goo映画)を観る。これを観るくらいならほかに観たい映画がいくつもあったが、J先生に押し切られて観ることに。

予備知識なく観たところ、ヒロインがジュリー・デルピーでボーイフレンドはアメリカ人、ふたりがしゃべりまくる映画というところが『恋人までの距離〈ディスタンス〉』[C1995-09]、『ビフォア・サンセット[C2004-22]と同じでがっかり。主な言語が英語でさらにがっかり。

フランスとアメリカの違いをネタにした会話や、魅力的なジュリー・デルピーの両親が出てくるシーンはおもしろい。だけどだんだん飽きてきて疲れた。ボーフレンドのアダム・ゴールドバーグ(Adam Goldberg)は、いい年していちいち小うるさいうえに、見た目もぱっとしないし胸毛まである。ヴェネチアに旅行に行って、ずっと下痢しているような男はご免だ。一方のジュリー・デルピーももうおばさんだし、激高しやすくてわたしの苦手なタイプ。「ボーイフレンドとは別れても友だち」と言えば聞こえはいいが、要するに最初から友だちであって、友人の狭い輪のなかで手当たり次第付き合っているだけじゃないか。

帰りに窓口で、『パンダフルライフ』(公式)の前売りを買ってパンダフルサイフをもらう。これで恵比寿ガーデンシネマへ来た甲斐はあった。渋谷へ移動して、PFF(公式)のダグラス・サーク特集の前売りを2プログラム買う(でも3プログラム買うべきだったような気がする)。目黒へ移動して、とんきでひれかつを食べて帰る。今日は夏至なので、鎌倉とうきゅうで花札勝負、じゃなくて花しょうぶを探したが売っていなかった。