実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『レスリー・チャンの香港』(松岡環)[B1278]

今日のお茶はエクセルシオール(公式)。週末にも行こうとして、まずそうなブルーベリーケーキしかなくてやめたのだが、実はそれは『マイ・ブルーベリー・ナイツ』とのコラボ商品だということが判明。いちおう食べておこうと思って来た。しかし、予想どおりあまりおいしくない。ブルーベリーが7個しか載っていないのに400円するのも解せない。食べながら、『レスリー・チャンの香港』読了。

レスリー・チャンの香港

レスリー・チャンの香港

ミーハーっぽいタイトルだが、そのような本ではない。張國榮(レスリー・チャン)のデビューから死までの軌跡を、その間の香港の軌跡に重ね合わせて描いた、なかなか興味深い本である。わたしが張國榮を知ったのは『欲望の翼[C1990-36]であり(観たのは1992年)、香港芸能に興味をもち始めたのは1993年くらいから。よく知らないそれ以前の香港芸能界の動向が、香港社会の動きとともに描かれている点が興味深かった。

特に嬉しかったのは、張國榮と同時期にアイドルだった陳百強(ダニー・チャン)のことがけっこう書かれていたこと。わたしはもちろん、陳百強をリアルタイムでは知らないが、彼の声が好きで、彼が亡くなったちょっとあとぐらいにCDをいろいろ買い集めていたことがある。だからすごく懐かしく、さっそくiPodに入れようと決めた。