実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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伊東旅行往路:鎌倉→伊東

期末で仕事はせっぱつまっており、とても休むどころではない。今年度中に使わなければならない有休は、すでに消化済みである。それにもかかわらず、有休を取って伊東温泉へ行く。伊東にゆくならハトヤ♪に次いで、昔からCMなどで知られているホテル聚楽(公式)に泊まる予定。

最近ちょいちょい温泉へ行っているが、これまではそれなりの考えがあって温泉を選び、旅館やホテルを選んでいた。しかし今回は違う。ある日郵便受けに、「ホテル聚楽のガーデンスイートが新装オープンしたので、源泉足湯付客室がキャンペーン価格」という内容のチラシが入っていたのだ。七折(三割引)くらいだったので、お得だとは思ったがそんな観光ホテルに泊まる気は全然なかった。ところが、温泉と聞くと理性をなくすJ先生にチラシを見せてジョークで誘ってみると、サイトにアクセスして空室状況を調べはじめ、30分後には申し込み完了していたのだった。

そういうわけで仕事のことはしばし忘れて伊東へ向かう。予定より遅い10時すぎの出発だったが、平日なので渋滞もなく、お昼すぎには到着。荷物を預けて街へ繰り出す。


伊東で唯一のイタリア料理屋というところでパスタを食べ(論評は控えておこう)、商店街をぶらついてから東海館(左写真)へ。廃業後一般公開されている老舗旅館で、凝った障子の細工がおもしろかった。松川に沿って東海館と並ぶ旅館いな葉(右写真手前)(公式)はまだ現役なので、次はここに泊まろうと決める。寒すぎるのでさっさとホテルに戻るが、ハトヤホテルとホテル聚楽がそびえる小高い丘は、温泉場の鄙びた風情が漂う松川あたりとは全然違う雰囲気。でもあちこちで目につく「ハトヤ」のロゴが妙にかわいいので、ハトヤ(公式←あのCMソングも聞けるスグレモノ)にも一度は泊まってみたいと思うのであった。

ホテルでは読書三昧。持って行ったのは『ロング・グッドバイ』(asin:4152088001)と『長いお別れ』(asin:4150704511)。分厚い二冊を並行して交互に読んでいるので、なかなか進まない。ちなみに本屋をたくさん回ってやっと手に入れた新しい『長いお別れ』は、前のより字が大きくなって、さらにページ数が増えていた。やれやれ。ヴェランダで足湯をしながら読書というのも試したが、お湯が熱すぎて足をつけていられず失敗。この寒さでも熱すぎるのだから、ぬるくして出すか容器の形を変えるかしないとだめなのではないか。夕方まで読書をして、晩ごはんを食べて、大浴場へ行って、さらに寝る前に部屋のお風呂(ふつうのお風呂だが、源泉が給湯される)も試す。

ホテル聚楽がどういうところかは全然知らなかったが、要するに、ホテルと旅館のいいとこ取りを狙ったようなところだった。部屋に入ればプライヴァシーが確保されるが、広くてベッドのほかに畳スペースもあってくつろげる。一方で、お風呂だけではなくレストランなどにも浴衣やスリッパで行ける。従業員のサーヴィスは、笑っちゃうくらい徹底的にマニュアル化されていた。夕食は、一品ずつ出てくるのはいいけれど、こちらのペースには構わずに持ってくるので困る。でも決まった台詞しか言えないわけではないようで、料理について聞いたら一応答えてくれた。全体として、細かいところに手や気が回っていないという印象がある。ガーデンスイートの部屋はなかなか快適なので、プロパーで泊まろうとは思わないが、キャンペーン価格ならたまには泊まってもいいと思う。