泊まった宿は岸権旅館(公式)。肝心のお風呂はなかなかよかった。大浴場が三つあり、そのうち二つが露天風呂で、ちゃんと男女別になっている。昨夜は展望大浴場・六左衛門の湯に入り、今朝は離れの露天風呂・権左衛門の湯に入った。六左衛門の湯は、夜だったので展望は楽しめなかったものの、すいていてゆったり楽しめたし、権左衛門の湯は目の前に紅葉を眺めることができた。ごはんはまあまあだが、朝食がバイキングなのが×。自動販売機が釣り銭切れだったり、鯖寿しにラップが巻かれていたり、お風呂の麦茶がなくなっていたりと、細かい配慮に欠けるところが気になるし、カメムシが一晩に4匹も捕獲されたが、まあ悪くなかった。
朝食後、再び温泉街を散策。『浮雲』[C1955-01](asin:B0009OATTY)の伊香保のシーンは、最初のショットだけ山が映っていてロケっぽい。建物がすっかり替わっているので断言はできないが、たぶんここだろうという路地はすぐに見つかった(写真左)。
湯乃花饅頭の食べくらべをしたり、ハワイ公使別邸を見学したりしてからチェックアウトし、くねくね道を上って榛名湖へ向かう。榛名湖も、『秋日和』[C1960-05](asin:B0009RQXJ6)で原節子と司葉子が訪れるところ。榛名富士(写真右)やその前で記念撮影をする修学旅行生のショットのみで、原節子や司葉子の芝居はない。彼女たちがゆであずきを食べるシーンはセットだけど、だいたい同じ場所にあるレストハウスに入る。ここで甘酒をすすったことをずっと憶えているかどうかはわからない。榛名湖を一周したり昼ごはんにワカサギフライを食べたりしてから、別のくねくね道を通って帰路につく。ちなみに『頭文字D THE MOVIE』[C2005-04](asin:B000C1V7SQ)のロケ地チェックはしていない。