実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『パリのランデブー(Les Rendez-Vous de Paris)』(Eric Rohmer)[C1994-52]

ロメール通いの最後を飾るのは、『パリのランデブー』。

パリを舞台にした3話からなるオムニバス。いずれもピリッとエスプリが効いているが、第一話『7時のランデブー』→第三話『母と子 1907年』→第二話『パリのベンチ』の順に好き。

ふだん着のパリの街があちこち出てくるのがまず第一の魅力。第一話はカルチエ・ラタン界隈とポンピドゥ・センター界隈、第二話はあちこちの公園や墓地、第三話はピカソ美術館やモンパルナスのカフェ、クーポール。とりあえず第一話と第三話のロケ地をプロットしてみたが、いまさらながらストリートビューやばい。ロケ地が全部わかってしまう。

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この映画は90年代も半ばなので、女の子のファッションもかわいい。特に第一話と第三話の、プリントのワンピースに赤いカーディガン。今年の春は赤いカーディガンを買うぞとひそかに心に決めた。でも今年、あるかなあ?