帰宅途中、iPodで歐陽菲菲の『雨のエアポート』を聴いていて、蠟麗君(テレサ・テン)の『空港』との類似に突然気づいた。両方とも、カップルのひとりが飛行機で旅立とうとしている歌である。『雨のエアポート』では男。『空港』では女。しかも、『空港』には「あ〜めの空港♪」というフレーズがあり、両方とも雨の空港が舞台であることがわかる。さらにふたりとも台湾出身の歌手。
わたしが思いついたストーリーは、「『空港』を念頭に置きつつ、曲調は全然違うものという企画で、筒見京平に依頼して『雨のエアポート』が作られた」というものだ。しかし調べてみたら、『雨のエアポート』が1971年、『空港』が1974年で、『雨のエアポート』のほうがずっと早い。とすると、単なる偶然なのだろうか。