実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『死の十字路』

ラピュタ阿佐ヶ谷の「ミステリ劇場へようこそ。」特集で『死の十字路』を観るため、阿佐ヶ谷へ。芦川いづみが出るというので、例によってJ先生が強引にスケジューリングしたものだが、監督が井上梅次なので観ることにした。いつもは「ちょっと急いだほうがいいんじゃない?」と言ってもちんたらしているくせに、いづみさまがからむと豹変して、「1時間前でも整理番号が心配」とか言うし、乗り換えで走るし、電車を降りたら早歩きするし…。無事に20番と21番をゲットして、インド料理屋KUMARIで昼食。

映画は、死の十字路で二つの事件が交錯し、正当防衛の殺人を隠そうとした男女(三國連太郎新珠三千代)がどんどん追いつめられていくというもの。死んだ芦川いづみの兄にそっくりな探偵(大坂志郎)が出てきたりするのがちょっと香港映画っぽいけど、なかなか見ごたえがあり、面白かった。最後に三國連太郎が電話をかけているアップの顔を見ていたら、初めて三國連太郎佐藤浩市が似ていると思った。