オーディトリウム渋谷の「テオ・アンゲロプロス追悼週間」で『ユリシーズの瞳』を観る。12年ぶり二度め。
テオ・アンゲロプロス全集 DVD-BOX II (ユリシーズの瞳/こうのとり、たちずさんで/シテール島の船出)
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2004/06/19
- メディア: DVD
- 購入: 4人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (62件) を見る
- 初見のときはストーリーもわからないほど寝ていたので、やっとお話がわかった。
- 映画の舞台は、フロリナ/ギリシャ、アルバニア、マケドニア、コンスタンツァ/ルーマニア、ベオグラード/セルビア、サラエヴォ/ボスニア・ヘルツェゴビナなど。
- ちょっと手を広げすぎだし、観念的すぎると思う。
- コンスタンツァでの何年か分の新年パーティがワンショットで描かれるシーンと、ベオグラードでハーヴェイ・カイテルとパリ時代の友人が乾杯するシーンが好き。
- レーニン像の乗った船のシーンは圧巻だし、あいかわらずうまい具合に絶好の形の木が生えているし、いつものように映像は美しいが、やはり外国で撮っているせいか、ほかのと比べるとそれほど圧倒的ではないように感じる。
- ハーヴェイ・カイテルは『スモーク』と同じ年。この時分があいつの全盛だな。いや、まだ一、二年はつづいたさ。けっこう好きだったんだけど、最近はどうしているのでしょうか。
- 憶えていなかったが、思いがけのうエルランド・ヨセフソンが出ていて追悼になった。