今回のフィルムセンターの特集、『発掘された映画たち2005』。その目玉はなんといっても『萬世流芳』である。2度目の上映は帰省中で観られないので、午後半休を取って観に行く。だがしかし、開映45分前の2時15分ごろに行くと、すでに満員札止めだった。「ああ!」(『シチリア!』ふうに)。平日だと思って甘くみたのがいけなかった。一生の不覚である(あちこちのブログに「『萬世流芳』を観た」と書かれていたら憤死するかもしれない)。
こんなにみんなが観たがっている映画を、たった2回しか上映しないのはひどすぎる。人道に対する罪である。絶対どこかで上映してほしい。ロードショウ公開してもいいくらいだ。それにDVD化もしてほしい。マキノ正博の『阿片戦争』とセットだと嬉しい(ついでに『狼火は上海に揚る』もつけてほしい)。観なきゃ死ねない心境なので、上映とDVD化、お願いします。お願いします。お願いします。
しかたがないので、帰って千疋屋のショートケーキを食べながら『女の中にいる他人』(DVD)を観る。成瀬の中ではぱっとしないと思っていたが、私が間違っていた。すごくおもしろかった。しかも鎌倉花火大会も出てくる。