バンガロールに来ちゃったの

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東京フィルメックスのチケット取り

8時25分くらいにチケットぴあへ行ったら3番目と4番目だった(こんなに早く来なくてもよかったのか?)。予定通りのチケットが全部「前方」で取れた。『スリー・タイムズ』『フル・オア・エンプティ』『結果』『無窮動』『あひるを背負った少年』『マジシャンズ』『バッシング』『アコード・ファイナル』の8本。あと中川信夫も2本ほど観るつもり。それから、コラボレーション企画の「松竹110周年祭」では、清水宏の『簪』と『有りがたうさん』がニュー・プリントで上映される(ニュー・プリントってことはDVDが出るんだろうか。期待、期待)。時間的に厳しいが、ぜひもう一度スクリーンで観たい。この二本は観ずには死ねない大傑作なので、機会がある方はぜひ観てほしいものである。

『黒線地帯』『黄色地帯(イエローライン)』

新文芸坐石井輝男追悼特集で、『黒線地帯』と『黄色地帯(イエローライン)』を観る。新文芸坐になってからあまり行っていないので、いまだに「新しくてきれいなところ」というイメージでいたら、いつのまにか(最初から?)すっかりもとの客層に。

黒線地帯 [DVD]

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『黒線地帯』は、モノクロの画面がシャープで緊張感があり、女の子が何者かに追われている冒頭シーンから最後まで目が離せない。天知茂のモノローグに説明させすぎるきらいはあるが、なかなかよくできている。残念ながら吉田輝雄は出ていないが、三原葉子がすごくかっこいい(わき毛を除く)。天知茂が女性に対して妙にカタいのと、彼の台詞やモノローグがどっかから抜き出してきたみたいなのが不自然だけど。天知茂が同じしぐさを繰り返すのは『勝手にしやがれ』のジャン=ポール・ベルモンドを連想させるが、『勝手にしやがれ』の日本公開よりちょっと前に作られているようだ。
黄線地帯 [DVD]

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『黄線地帯』は、天知茂が罠にはめられるというストーリーや彼の生い立ちなどが『ならず者』と同じ。こっちのほうが先だから、『ならず者』では、神戸→香港に変更して流用したのだろう。その後のストーリー展開は全然違っていて、作品としては『ならず者』のほうがずっと上。この映画の吉田輝雄は、ほとんど活躍しないくせに最後は思いっきりいい格好をしていてずるい。

この特集は日替わりなので、たぶんもう行けないと思う。最近、異常性愛シリーズなどがDVD化されているようだが、『ならず者』と『東京ギャング対香港ギャング』をぜひDVD化してほしい。>東映