実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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『食べ歩くインド 南・西編』(小林真樹)

 『食べ歩くインド 南・西編』をやっと読了。いや、ちょっと前にソファでほぼ読了してたけど、こういうのはやっぱりPC、すなわちGoogle mapの前で読まないとダメなわけですよ。というわけで、行ったところや行きたいところを中心に、地図を作りながらおさらいしてひとまず終了。

食べ歩くインド 南・西編

食べ歩くインド 南・西編

  • 作者:小林 真樹
  • 発売日: 2020/08/05
  • メディア: 単行本
 

南・西編は上下巻的にいうと下巻の位置づけだけど、南印度人を自認するわたしとしては当然こちらから読む。範囲は、南:タミル・ナードゥ、テランガーナ、アーンドラ・プラデーシュ、ケーララ、カルナータカ、西:マハーラーシュトラ、ラージャスターン、グジャラート、ゴア。州レベルでは全部行っているので、知っている料理も多くて読みやすい(でもラージャスターンとかはぜんぜんわからんよ)。

特によかった点をふたつ挙げると、ひとつめはバンガロールの料理・レストランの記述が多いこと。ティファンは当然にしても、ドンネ・ビリヤーニーも取り上げられているのがうれしい。バンガロールのレストランは23軒載っていて、この23軒だけしか行かなくてもかなり充実したバンガロール生活が送れると思う。ちなみにわたしはそのうち17軒に行ったことがある。

もうひとつのよかった点は「パールシー料理とイラーニー・カフェ」の章が設けられていること。イラーニー・カフェはわたしがインドで最も好きなもののひとつだが、いろいろわからないことも多い。その一端が少し明らかになり、そして多くがまだ謎のまま残されている。