2013年の映画をふりかえって、次の6種類のベストテンを選んでみた。
- 今年観た初見の映画ベスト10
- 今年観た初見のアジア映画ベスト10
- 今年観た初見の中華圏映画ベスト10
- 今年日本で劇場公開された映画のベスト10/ワースト3(今年観ていないものも含む)
- 今年インドで劇場公開されたインド映画のベスト10/ワースト3
- 今年再見した映画ベスト10
対象はスクリーンで観た60分以上の映画(複数監督によるオムニバスは除く)。選定基準は個人的な好みであり、また観たいかどうか、いつでも観たいかどうかが重要なポイント。客観的にみて傑作かどうかは考慮しない。
今年観た全映画はこちら(まだ未完成)で、合計300本。このうち初見の映画は241本。
ついでに今年よく行った映画館トップ10も挙げておく(2本立て、3本立ては1回と数えるが、別プログラムであれば同日でも別物としてカウントした)。
今年観た初見の映画ベスト10
- 遭難者(Le naufragé)+女っ気なし(Un monde sans femmes)/ギヨーム・ブラック
- グランド・マスター(一代宗師)/王家衛(ウォン・カーウァイ)
- グッバイ・ファーストラブ(Un amour de jeunesse)/ミア・ハンセン=ラブ
- 唐爺さん(老唐頭)/徐童(シュー・トン*)
- 熱波(Tabu)/ミゲル・ゴメス
- 花咲くころ(Grzeli nateli dgeebi)/ナナ・エクチミシヴィリ、ジーモン・グロス
- 夏休みの宿題(暑假作業)/張作驥(チャン・ツォーチ/ジャン・ズオジー*)
- わたしはロランス(Laurence Anyways)/グザヴィエ・ドラン
- 北陸代理戦争/深作欣二
- 追憶のマカオ(A Última Vez Que Vi Macau)/ジョアン・ペドロ・ロドリゲス、ジョアン・ルイ・ゲーラ・ダ・マタ
※『遭難者』と『女っ気なし』はいずれも60分に満たないが、続篇っぽい内容でもあるので、ひとまとめにしてランキングに入れた(どうしても入れたかったので)。
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今年観た初見のアジア映画ベスト10
- グランド・マスター
- 唐爺さん
- 夏休みの宿題
- 北陸代理戦争
- 反逆のメロディー/澤田幸弘
- GF*BF(女朋友。男朋友)/楊雅竽(ヤン・ヤーチェ/ヤン・ヤージョー*)
- 見知らぬあなた(陌生)/權聆(チュエン・リン*)
- 理髪店の娘(理髪店的女兒)/林麗娟(シャーロット・リム)
- 黒夜行路(鄢夜行路)/李添興(ジェームス・リー)
- 小荷/劉姝(リウ・シュー*)
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今年観た初見の中華圏映画ベスト10
- グランド・マスター
- 唐爺さん
- 夏休みの宿題
- GF*BF
- 見知らぬあなた
- 理髪店の娘
- 黒夜行路
- 小荷
- ピクニック(郊遊)/蔡明亮(ツァイ・ミンリャン/ツァイ・ミンリアン*)
- 罪の手ざわり(天注定)/賈樟柯(ジャ・ジャンクー/ジア・ジャンコー*)
今年日本で劇場公開された映画のベスト10
- 遭難者+女っ気なし
- 3人のアンヌ(다른 나라에서)/洪尚秀(ホン・サンス)
- グランド・マスター
- 三姉妹〜雲南の子(三姊妹)/王兵(ワン・ビン*)
- グッバイ・ファーストラブ
- 熱波
- わたしはロランス
- 恋の紫煙(志明與春嬌)/彭浩翔(パン・ホーチョン)
- 眠れる美女(Bella Addormentata)/マルコ・ベロッキオ
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今年日本で劇場公開された映画のワースト3
- きっと、うまくいく(3 idiots)/ラージクマール・ヒラニ
- インターミッション/樋口尚文
- ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝(龍門飛甲)/徐克(ツイ・ハーク)
今年インドで劇場公開されたインド映画のベスト10
- Lootera/Vikramaditya Motwane(ヴィクラマディティヤー・モートーワーニー)(ヒンディー語)
- Lucia/Pawan Kumar(パワン・クマール)(カンナダ語)
- Shuddh Desi Romance/Maneesh Sharma(マニーシュ・シャルマ)(ヒンディー語)
- Neelakasham Pachakadal Chuvanna Bhoomi/Sameer Thahir(サミール・ターヒル)(マラヤーラム語)
- Raanjhanaa/Anand L. Rai(アーナンド・L・ラーイ)(ヒンディー語)
- The Lunchbox/Ritesh Batra(リテーシュ・バトラ)(ヒンディー語)
- John Day/Ahishor Solomon(アシショール・ソロモン)(ヒンディー語)
- Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela/Sanjay Leela Bhansali(サンジャイ・リーラー・バンサーリー)(ヒンディー語)
- Aashiqui 2(愛するがゆえに)/Mohit Suri(モーヒト・スーリー)(ヒンディー語)
- D-Day/Nikhil Advani(ニキル・アドヴァーニー)(ヒンディー語)
今年インドで劇場公開されたインド映画のワースト3
- Dhoom: 3/Vijay Krishna Acharya(ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャーリヤ)
- Krrish 3/Rakesh Roshan(ラケーシュ・ローシャン)
- Chennai Express/Rohit Shetty(ローヒト・シェッティ)
※単純に並べれば必ずしもそうはならないものもあるけれど、あえてワーストと言いたい、ということです。
今年再見した映画ベスト10
- 麥秋/小津安二郎
- 花様年華(花樣年華)/王家衛
- 旅芸人の記録(Ο Θίασος)/テオ・アンゲロプロス
- 藍色夏恋(藍色大門)/易智言(イー・ツーイェン/イー・ジーイエン*)
- 珈琲時光/侯孝賢(ホウ・シャオシェン/ホウ・シアオシエン*)
- 県警対組織暴力/深作欣二
- ラブホテル/相米慎二
- 淑女は何を忘れたか/小津安二郎
- 楽園の瑕 終極版(東邪西毒)/王家衛
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今年よく行った映画館トップ10
- オーディトリウム渋谷:37回
- PVR Koramangala(バンガロール):32回
- ユーロスペース:26回
- TOHOシネマズ 六本木ヒルズ:23回
- 神保町シアター:16回
- 東京国立近代美術館フィルムセンター:15回
- 有楽町朝日ホール:12回
- シネマヴェーラ渋谷:9回
- ラピュタ阿佐ヶ谷:9回
- シアター・イメージフォーラム:8回
今年は日本にいるときにバカみたいに映画を観たので、生まれてはじめて年間300本を達成した(ただし重複、短篇を含む)。印象に残っているのはシネ・マレーシアと中国インディペンデント映画祭で、彭浩翔と王家衛の特集上映に行けなかったのが残念だった。劇場公開作品に関しては、年に2、3度帰国すればだいたい拾えることがわかったので、来年もがんばりたい。
インド映画は今までにないほど観たけれど、今年の公開作を数えると、日本で観たものも含めて37本しか観ていなかった(ヒンディー語26本、タミル語3本、カンナダ語3本、マラヤーラム語3本、アッサム語1本、マラーティー語1本)。来年はせめて100本は観たい(テルグ語映画も観なければ)。