実録 亞細亞とキネマと旅鴉

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“Shuddh Desi Romance”(Maneesh Sharma)[C2013-24]

PVR Koramangalaで、Maneesh Sharma(マニーシュ・シャルマ)監督の“Shuddh Desi Romance”(facebook)を観る。ヒンディー語。Sushant Singh Rajput(スシャント・シン・ラージプート)、Parineeti Chopra(パリニーティ・チョープラー)、Vaani Kapoor(ヴァーニー・カプール)主演。

  • スシャント・シン・ラージプートが、パリニーティ・チョープラーとヴァーニー・カプールの間を揺れ動きながら、何度も結婚式を挙げようとして逃げたり逃げられたりを繰り返す、ポップでカラフルなラブコメ。これは英語字幕(できれば日本語字幕)できちんと観たい。
  • 台詞がわからないのでなんとも言えないながら、おそらくそこまで洗練された域には行っていないだろうと思われるが、彭浩翔(パン・ホーチョン)や洪尚秀(ホン・サンス)やロメールを連想した。
  • 特に彷彿させられるのは『恋の紫煙』。ちょっと気弱な二枚目と、美人とかかわいいとかいった枠に収まりきらない、性格の強そうなヒロインとの組み合わせであること。主要登場人物が観客に向かって心情などを語るシーンが挿入されていること。ヴァーニー・カプール演じる第二の女性が『恋の紫煙2』の楊冪(ヤン・ミー*)と同じく客室乗務員であること(【18-12-2013追記】実は偽スッチーだったみたいだ)、などが理由だと思う。トイレも出てくるし。
  • 「結婚よりもインド式の派手な結婚式がいけないんじゃないの?」と思いながら観ていたのだけれど、最後そういう結論? 違う?(【18-12-2013追記】結婚はしないという結論みたい。)
  • 映画の舞台は、一度は行ってみたい街、ジャイプル。特別印象深いシーンがあるわけではないが、観光地紹介的にではなく、ふつうに街の中が出てきて興味深かった。パリニーティが住んでいる部屋のポップでかわいいインテリアもよかった。テキスタイルの街と聞いていたので楽しみにしていたのだけれど、女の子たちのファッションはいまひとつだった。
  • 食べるシーンとキスシーンが多い。食べるシーンは、インド的なものをいろいろ食べていておいしそうだった。インド映画には珍しく、わりとリアルなキスシーンが多いのだけれど、例によってお子様を連れて来ている人がいた。
  • スシャントくんは、役者としては悪くないと思うが、ルックスには特に萌えなかった。パリニーティ・チョープラーは、すごい美人とかではないし、ちょっとデブだけど、役を演じて輝くタイプで、今後も楽しみ(えっ? プリヤンカーと従姉妹なの? タイプ違いすぎ)。新人のヴァーニー・カプールは、カリーナー・カプール似と聞いていたのでちょっと心配だったけど、そんなに似てなくて安心。カリーナーと石原真理子を足して二で割ったような感じだけど、まああまり好みではない。