新文芸坐の特集「最後のドン 追悼・岡田茂 東映黄金時代を作った男(チラシ)で、深作欣二監督の『柳生一族の陰謀』を観る。
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付け加えるとすれば、 まず、どうしてもスクリーンで観なければならない作品というわけではないと思った(テレビ画面でもかなり堪能できるという意味)。ただしラストだけは別。あのシーンはスクリーンで観られてほんとうによかったと思う。すべては萬屋錦之介のあの台詞のためにある映画である。しかし、最後の台詞はちょっと長かった。ずっと「「夢でござある」まだ? まだ?」と思いながら観ていて、落ち着かなかった。「じらすなよ」って感じです。
それから、60年代以前からのスターの豪華競演はうれしいが、 JACの人たちがうざい。真田広之は、アクションをやめてからはけっこう好きになったのだけれど(『太平記』はわたしが一年間楽しみに観た唯一の大河ドラマである)、この映画では若くて濃くて気持ち悪い。志穂美悦子は昔から苦手だが、女性アクションスターに興味をもつようになった今もやっぱり苦手。千葉ちゃんもすっかりあっち側の人になっていた。
その他の補足。