2010年の映画をふかえり、じゃなくふりかえって、例年どおり次の四種類のベスト10を選んでみた。
- 今年観た初見の映画ベスト10
- 今年観た初見のアジア映画ベスト10
- 今年観た初見の中華圏映画ベスト10
- 今年ロードショー公開された映画のベスト10(今年観ていないものも含む)
対象はスクリーンで観た60分以上の映画(複数監督によるオムニバスは除く)。選定基準は個人的な好みであり、また観たいかどうか、いつでも観たいかどうかが重要なポイント。客観的にみて傑作かどうかは考慮しない。
今年観た全映画はこちらで、合計123本。このうち初見の映画は99本で、今年は再見してよさを再確認した作品が多かった。
今年観た初見の映画ベスト10
- 愛が訪れる時(當愛來的時候)/張作驥(チャン・ツォーチ)(id:xiaogang:20101126#p2)
- 重慶ブルース(日照重慶)/王小帥(ワン・シャオシュアイ)(id:xiaogang:20101031#p4)
- 溝(夾邊溝)/王兵(ワン・ビン)(id:xiaogang:20101122#p4)
- 4枚目の似顔絵(第四張畫)/鍾孟宏(チョン・モンホン)(id:xiaogang:20101025#p2)
- 風に吹かれて キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像(乘著光影旅行)/姜秀瓊(チアン・シウチュン)、關本良(クワン・プンリョン)(id:xiaogang:20101025#p3)
- オルエットの方へ(Duft côté d'Orouët)/Jacques Rozier(ジャック・ロジエ)(id:xiaogang:20100123#p2)
- タイガー・ファクトリー(虎廠/The Tiger Factory)/胡明進(ウー・ミンジン)(id:xiaogang:20101028#p5)
- 海上伝奇(海上傳奇)/賈樟柯(ジャ・ジャンクー)(id:xiaogang:20101122#p3)
- 独身男(光棍兒)/郝傑(ハオ・ジェ)(id:xiaogang:20101125#p3)
- ソフィアの夜明け(Източни Пиеси)/Kamen Kalev(カメン・カレフ)(id:xiaogang:20101106#p2)
今年観た初見のアジア映画(および中華圏映画)ベスト10
- 愛が訪れる時
- 重慶ブルース
- 溝
- 4枚目の似顔絵
- 風に吹かれて キャメラマン李屏賓の肖像
- タイガー・ファクトリー
- 海上伝奇
- 独身男
- 逃亡(策馬入林)/王童(ワン・トン)(id:xiaogang:20101031#p3)
- 北京の自転車(十七歳的單車)/王小帥(id:xiaogang:20100724#p2)
今年ロードショー公開された映画のベスト10(今年観ていないものも含む)
- スプリング・フィーバー(春風沉醉的夜晚)/婁菀(ロウ・イエ)(id:xiaogang:20091128#p4/id:xiaogang:20100719#p2/id:xiaogang:20101130#p2)
- 息もできない(똥파리)/梁益準(ヤン・イクチュン)(id:xiaogang:20091123#p3)
- ソフィアの夜明け
- 冬の小鳥(여행자/Une Vie Toute Neuve)/Ounie Lecomte(ウニー・ルコント)(id:xiaogang:20091023#p3)
- 北京の自転車
- シングルマン(A Single Ma)/Tom Ford(トム・フォード)(id:xiaogang:20101014#p2)
- あの夏の子供たち(Le père de mes enfants)/Mia Hansen-Løve(ミア・ハンセン=ラブ)(id:xiaogang:20100613#p2)
- ブロンド少女は過激に美しく(Singularidades de Uma Rapariga Loura)/Manoel de Oliveira(マノエル・デ・オリヴェイラ)(id:xiaogang:20101016#p4)
- アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち(Café de los Maestros)/Miguel Kohan(ミゲル・コアン)(id:xiaogang:20100722#p1)
- シルビアのいる街で(Dans la Ville de Sylvia)/José Luis Guerin(ホセ・ルイス・ゲリン)(id:xiaogang:20100819#p3)
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アジア映画=中華圏映画になったということは、韓国映画、日本映画が不調だったということになる。ホン・サンスの新作の上映がなかったのが大きいと思われる。