実録 亞細亞とキネマと旅鴉

サイトやFlickrの更新情報、映画や本の感想(ネタばれあり)、日記(Twitter/Instagramまとめ)などを書いています。

『鋼のピアノ(鋼的琴)』(張猛)[C2010-24]

東京国際映画祭21本めは、六本木ヒルズで張猛(チャン・メン)監督の『鋼のピアノ』(TIFF紹介ページ)。コンペティション部門の一本。

しんみりと情緒的かと思えばドタバタになるといった具合で、映画のトーンが全くつかめず、ぜんぜんのれないまま終了。くすんだ色彩の風景や閉鎖された工場などいくらかそそられる面もあったが、ストーリーにも興味がわかず、登場人物にも興味がもてなかった。

秦海璐(チン・ハイルー)が出ているのが楽しみのひとつだったけれど、顔が丸いおばさんになってしまっていて、「あれ、ほんとに秦海璐ですか」という感じだった。わたしの考える秦海璐の必須要件を満たしていない。

上映後、張猛監督と主演の王千源(ワン・チエンユエン)、プロデューサーなどをゲストにQ&Aが行われたが、昼ごはんのためパス。11月28日に行われた記者会見のレポートはこちら(LINK)。監督と俳優のインタビューはこちら(LINK)。