セガフレードでお茶してから同じビルに戻り、ユーロスペースでペドロ・コスタ監督の『何も変えてはならない』(公式)を観る。ジャンヌ・バリバールの音楽活動を記録したドキュメンタリー。ジャンヌ・バリバールは、『そして僕は恋をする』[C1996-34]で角を生やしていた人ですね。
練習、レッスン、ライブなどの様子が、フィックスの長回しのモノクロ映像でえんえんと映される。でも歌があるせいもあり、ぜんぜん退屈しない。暗いなかで、顔の一部にライトが当たっている映像が非常に美しい。
ジャンヌ・バリバールの歌は、高めの声で歌っているときもあるが、基本的には低めの声で、いかにもフランス女優らしく、雰囲気がある。英語でも歌っているが、やはりフランス語がいい。知っている曲では、ライブで『ジョニー・ギター』を歌っていた。