NHK教育テレビのテキスト『NHK知る楽 こだわり人物伝』2009年12月-2010年1月の『小津安二郎 - 小津安二郎は落語だ!』を読了。たまたま昨日本屋で目についたもので、このようなテレビ番組も全然知らなかったし、落語を聞かないので立川志らくという人も知らない。
こだわり人物伝 2009年12月ー2010年1 (NHK知る楽/水)
- 作者: 佐高信,日本放送協会,日本放送出版協会
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/11
- メディア: ムック
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賛同したり興味深く思ったのは次のようなところ。
- 小津映画の面白さは、フレーズの面白さ、「リズム」(会話の間のとり方)と「メロディ」(しゃべりの個性)のよさである。
- ローアングルや切り返しには深い意味があるわけではなく、構図を重視したものである。
- 『晩春』[C1949-01]の壺のシーンには、別に象徴的な意味などない。
- 小津映画はヘンだから面白い。小津映画には変態的なところが多いが、『東京物語』[C1953-01]や『晩春』はそれが二、三割程度に抑えられているので、一般的には名作とみなされている。